【興味津々】張泰山は徳島入りか!? 中島輝士からリーグの情報収集

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もう1人のレジェンド打者は恩師の元へ!?

昨日夜、台湾では陳金鋒(Lamigo)が今季限りでの引退を表明した。その後は多くのファンから感謝のメッセージの嵐が吹き荒れた。母国に戻ってから10年目となる節目に最後の闘いを決意し、勇姿を魅せる。これで1つの時代が終わろうとしている。

そして同じく台湾球界を代表する打者である張泰山の今はどうなっているのだろうか。これまで所属した統一を退団し、日本の独立リーグ挑戦を示唆していた。少しだけその話に進展があったようだ。まだ可能性の話だが四国アイランドリーグplusに移籍するかもしれない。

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写真:打席に立つ張泰山

同リーグには徳島インディゴソックス監督の中島輝士がいる。中島と張泰山は11年から3年間、統一ライオンズで監督と選手の間柄だった。今回の退団劇により久しぶりに連絡を取り合ったという。その中でチームのことをはじめ、環境や待遇面などの説明を受けたそうだ。決して恵まれた環境とは言えないが、本人はあまり気にしていない。それどころか笑って気楽に考えているというから驚きだ。

それでも一言、次のように話している。

「自分を必要としているところがあるのなら海外に行ってプレーする」

この話の発端はある人物との会談からだ。その人とは当ブログでも何度か紹介している台湾プロ野球会長の呉志揚氏。自ら先頭に立ち、日本や韓国、欧州球界の関係者と頻繁に情報交換を行っている。よく出張をし、他国の良いところを取り入れようとしている。このように目に見える一生懸命な姿に好感が持てる。

2人は雑誌を片手になぜ退団したのか、引退はしないのかといった重要なことを雑談をしているかのような雰囲気で話していた。張泰山はその場ではっきりと野球がやりたいために現役を続けたいと表明している。

統一を退団してからはや、数日が経った。今の気持ちはとても晴れやかだという。自由契約になったことでその名の通り、自由の身であり充分な休息もとれる。そんな状況であってもそこはプロ。自主トレは怠らない。現在は自宅付近で練習を続けている。最近では学校の子供達に野球を教えたいと思っているようだ。

台湾の野球連盟側の姿勢がはっきりしていないが、彼が日本に行くなら選手としてのプレーだけではなく、コーチ研修を受けることを希望している。たとえ、引退しても休む暇がないということだ。こうしてすぐにオファーが来るのは選手冥利に尽きるというところだろうか。

まだ完全に自身の去就を決めた訳ではない。現在は考え中の段階だからだ。四国は恩師である中島がいることもあって可能性は高いだろう。ただBCリーグもあるおかげでその分、選択肢が増える。福井ミラクルエレファンツには投手コーチに荘勝雄がいる。台湾つながりもありこちらもあり得る。

日本のファンからすれば台湾のレジェンド打者を身近で見ることができるだけあって注目するだろう。果たして、本人はどのような決断を下すのか。まだ時間はかかりそうだが、ゆっくり動向を見守ろう。

出典元:
http://sports.ltn.com.tw/news/breakingnews/1563918

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