【時が来た】王建民がロイヤルズとマイナー契約。 3年ぶりのメジャー復帰を目指す

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再度、新たなチャンスを掴む。

台湾を代表する投手の1人でメジャー復帰を目指す王建民がロイヤルズとマイナー契約を結んだ。年俸100万+出来高150万ドルで再出発を切ることになった。

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写真:ヤンキース時代の王建民

王建民といえば06年から2年連続で19勝を挙げ、ヤンキース先発陣の中心を担っていた。13年WBCではほぼシンカーだけで日本を抑えていた。その年を最後にメジャー登板はないが、これまでも諦めずに復帰を目指している。

昨年はじめにはブレーブスを戦力外になったあと母国・台湾では戻ってくるのではないかという期待が高まっていた。呉志揚会長も彼を受け入れる準備をするという前向きな発言をしていた。結局、戻らずにアメリカの独立リーグに入団した。わずか3試合に登板しただけでマリナーズとマイナー契約を結んでいた。チャンスを掴んではいるのだが、なかなか昇格できずにいる。この年の成績は130回を投げて6勝11敗 防御率5.88だった。

休暇を終えてアメリカへ出発する王建民の見送りに数十人のファンが集結。深夜の便にもかかわらず、熱狂的なファンがいるものである。出国前、ファンの声援に対して次のように話していた。

「皆さんの支持に感謝したい。力を発揮できるように頑張りたい」

その数時間後、所属先が決まるという嬉しい出来事となった。まるで既にこの事がわかっていたかのようなタイミングだった。

今後は自主トレを続けながら2月からの春季キャンプに備えるという。新年になってから国を代表する選手の去就が次々と決まっている。国内プロ野球ではFA宣言していた林智勝が中信兄弟へ、陳金鋒はLamigoに残留し、今季限りの引退を表明した。そして今回の王建民だ。

もし、台湾に戻れば陳金鋒のラストイヤーと同時に球界は大いに盛り上がっていたことだろう。だが本人はあくまでもメジャーにこだわるその信念は決してブレない。ここまできたら引退するまで挑戦してほしい。

球種は直球とシンカーだけではないがほぼこの2種類だけで打者を抑えているのも珍しい。それだけ精度が高いのだろう。今季はメジャーのマウンドに立つことができるのか、今後に注目だ。

出典元:
http://www.appledaily.com.tw/realtimenews/article/sports/20160108/770260/

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