【驚異】韓国球団のキャンプ地まで変えてしまう大谷翔平の影響力

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チームの予定が狂ったのは大谷のせい!?

日本球界のお正月は2月1日とされているが、台湾ではひとあし早く、春季キャンプが始まった。今季限りでの引退を表明した陳金鋒が所属するLamigoモンキーズと郭泰源が新監督として指揮を執る統一ライオンズが先陣をきった。ウインターリーグ終了からまだ1ヶ月も経っていないが、冬休みが短い。

韓国でも今後、各球団で同じように正月が始まる。よく韓国球団も宮崎に来ているが、それは2次キャンプである場合が多い。1次では1軍はアメリカ、2軍は台湾で行うところもある。雪が降るため、温暖な気候の場所に赴くことになる。

昨年、14年ぶりに韓国シリーズを制覇したトゥサンベアーズは15日からオーストラリア・シドニーで1次キャンプを行うことになっている。そこで開催するのは極めて珍しいことであり、異例中の異例だという。

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写真:トゥサンベアーズの球団旗

なぜこのようなことになったのか。それは日本ハムファイターズや大谷翔平が影響しているようなのだ。

日本ハムは今季、アリゾナでキャンプを行うことを発表している。これは日本では公式発表になってはいないが、2月15日には韓国・NCダイノスと練習試合を行うことになっている。公式戦ではないものの、現地のファンやメジャー関係者から注目される一戦になることだろう。大谷や中田翔など日本を代表する選手がいるのだから放ってはおけない。

使用するのはパドレスの施設だそうで、当初はトゥサンが昨年に引き続き使う予定だったという。シーズン中には来季(2016年)の使用許可も口約束の段階だったがされていたそうだ。それが急にできなくなり、シドニーに行くことになった。

トゥサン関係者は次のように述べている。

「日本ハムには大谷がいる。プレミア12でも好投し、世界中のファンに大きなインパクトを与えた。メジャー球団は彼が高校生のときから注目している。噂では大谷のためにポスティングシステムの上限2000万ドルを変えようとしている話もある。それほどもたらす影響は大きい。」

日本ハムがアリゾナキャンプを行うのは大谷の存在や実力をより多くの球団にPRすることが狙いだという見方もされている。一方でトゥサンは4番打者だったキム・ヒョンスがオリオールズに移籍したことにより注目選手がいなくなってしまった。つまりパドレスはじめ、メジャー球団の意向で移動せざる得なくなった。

このような事態になっても特に大谷への批判はない。むしろあったらおかしい。これでますます韓国球界が頭を抱えるスター選手の不在の問題が浮き彫りになった。

最近、韓国のニュースを探しているとよく大谷の写真とともにKBOの問題点を考察しているものを見かける。ライバルとして意識しているのはよいことだが、なかなか前には進んでいない様子だ。

昨年に野球殿堂博物館の図書館で韓国プロ野球の雑誌を読んだ際に次のようなことが書かれていたことをよく覚えている。

「2020年の東京五輪までに韓国はアジア野球のリーダーとなる」

現在のように大谷と比較しているようでは目標達成は難しいだろう。まずツッコミをいれたいのは日本の選手は大谷1人だけではないということだ。プレミア12のときは他の選手の名前も挙がっていたものの、それが終わってしまうとほぼ、彼か小久保裕紀監督のことだけだ。

リーダーになりたいのならまずは大谷にも負けない国を代表する選手を育成することだ。時間はかかるが、トゥサンのようにキャンプ地を取られたくなければ早急に着手するべきだ。

出典元:
http://m.sports.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=382&aid=0000439631

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