【野球伝導師の旅】西口文也が統一の臨時コーチに。 日台のライオンズが強力タッグ

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野球伝導師の旅、第2弾は台湾で。

昨年限りで現役を退いた西口文也が3月に台湾・統一ライオンズで臨時コーチを務めることになった。日本では西武ライオンズ一筋だったが、台湾のライオンズでは指導者見習いとして修行に励むことになる。

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写真:西武ライオンズのユニフォーム

西口は今季から球団のフロント入りし、各国を視察しながら指導者としての経験を積むことになっている。その第1弾は2月に韓国からスタートすることになっているが、まだどこの球団なのかは発表されていない。

今回は韓国よりも先に台湾で指導する球団が決まった。統一といえば、今季から郭泰源が監督に就任して昨年の最下位から巻き返しを狙っている。13日朝にはメジャーで「5ツールプレーヤー」の高い評価を受けたこともあり、韓国・ハンファイーグルスにも在籍したフェリックス・ピエ外野手の獲得を発表したばかり。春季キャンプも始まり、シーズンに向けて着々と準備を進めている。

球団オーナーの蘇泰安氏は西口との接触を認めており、次のように話している。

「ちょうど本人と細かい日程の調整中だ。早くて3月には台湾に来て指導してくれるだろう」

監督の郭泰源は現役引退後、何度も西武関係者を選手や指導者として台湾に招いている。今回の西口だけではなく、渡辺久信や石井丈裕、秋山幸二がその例だ。渡辺はコーチ兼任で最多勝を獲得し、石井は最優秀防御率を獲得した。この頃から西武と台湾球界との関係が続いている。

昨年の統一は秋山を臨時コーチとして招いたが、本人の家庭上の理由により途中帰国することになった。今年は西口に指導を依頼し、投手陣のさらなる成長を促すことになった。

これも郭泰源の人脈があってこそなせる技だ。95年から3年間、選手として共にプレーした間柄である2人は19年ぶりに同じユニフォームを着ることになる。チームは張泰山の退団から見てとれるように選手の若返りを目指している。監督就任時のコメントでも若手を徹底的に指導すると宣言していた。

台湾の投手は直球に力はあるが、制球が悪く決め球がないことが特徴だ。ムリに真っ向勝負を挑んで打たれているというパターンを繰り返しているようだ。前後期制で全120試合と数が少ないといえ全球団のチーム防御率が5点台というのはよくない。ちなみは統一は5.11で3番目の成績だった。

西口には決め球のスライダーと変化球でかわす投球術を伝授してほしい。指導期間はわずか1ヶ月だが、短い間に本人はコーチとしての経験を積み、チームとしては先発投手陣強化の起爆剤としてほしい。

野球伝導師の旅はこれからも続く。

出典元:
http://www.appledaily.com.tw/realtimenews/article/sports/20160113/773962/%E3%80%90%E7%8D%A8%E5%AE%B6%E3%80%91%E8%A5%BF%E5%8F%A3%E6%96%87%E4%B9%9F3%E6%9C%88%E4%BE%86%E5%8F%B0%E3%80%80%E6%93%94%E4%BB%BB%E7%B5%B1%E4%B8%80%E7%8D%85%E5%AE%A2%E5%BA%A7%E6%95%99%E7%B7%B4

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