【新助っ人】千葉ロッテ入団のナバーロ。 怠慢だけでなく年俸にもうるさい問題児

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お金にはしるナバーロはやはり問題あり!?

千葉ロッテが以前から交渉を続けていたヤマイコ・ナバーロの獲得を発表した。韓国・サムソンライオンズを退団してから約21日、ファンが待ち焦がれたドミニカの怪人が千葉の地を踏むことになった。

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写真:2015年9月12日のネクセンヒーローズ戦で本塁打を打ったナバーロ

背番号は成瀬善久(ヤクルト)が付けていた17に決まった。10番台は投手に付けさせるという伝統的?な風習がある日本球界だけに驚いたが考えてみれば韓国では12番だったのだ。特に気にすることはないだろう。むしろ気にすべきなのは別のところだ。

契約内容は1年1億4000万円だ。未知数な助っ人といきなり複数年契約はしないにしても金額は意外と高めだ。出来高の金額が多いのではないかと韓国では噂されているほどだ。

今回はアメリカドルにして約120万ドルだ。昨年の年俸は85万ドルだったため、もちろんのこと日本のほうが市場的にもお金を出すことができる。ナバーロにとっては満足かどうかはわからないが、「年俸アップ」には成功した。もし今年から球団の運営会社が変わったサムソンに残留していても同額かそれ以上の年俸は提示しなかっただろう。なぜなら彼に代わって入団したアーロム・バルディリス(元DeNA)をはじめ、獲得した全3選手の総額年俸は230万ドルだからだ。これは他球団も驚くような低コストであり、チーム改革が進められている証拠だ。

ナバーロといえば怠慢プレーを連発する問題児として現地では疎まれていた。打撃成績は文句のつけようがないのだが、素行が悪いせいで首脳陣との関係もよくなかった。サムソンもシーズン終了後から残留に向けて交渉を続けていたが、うまくいかなかった。球団側は年俸さえアップさせればよいと考えていたという話もあるものの、最終的には契約条件としてつけ加えた「誠実さをもつこと」に同意しなかったことが退団につながっている。

年俸に関してはサムソンからどれほどの提示があったのかは明らかにされてはいない。だが他球団のドミニカ出身選手の金額を羨ましがっていたという情報がある。昨年8月に入団し10試合で6勝を挙げたエスミル・ロジャース(ハンファ)は190万ドルで再契約。また新入団の最速155キロ右腕、ヘクター・ノエシ(KIA)は170万ドルで契約した。ナバーロは200万ドルを要求したが受け入れられなかった。

今回の千葉ロッテとの契約でも希望金額には及ばなかった。それでも契約したのはインセンティブが多く含まれている可能性が高いのだ。

韓国球界に挑戦する外国人選手は日本球界に進出し年俸アップを狙う者が多いが、ナバーロはその典型的な例だ。まだこれだけならよいのだが、数多くの悪態でチームを困らせているのが玉にキズだ。伊東監督は規則に厳しい人物で有名でありこれまで好き勝手やってきた選手にとってはある意味、天敵となる。サムソンが頭を悩ました不真面目な態度は環境が変わることによって改善される可能性があるが難しいだろう。

何事もなくシーズンを過ごしていれば本塁打は25本から30本は打てる。初年度としては十分に合格点に値するが、そうなるとまた年俸のつり上げを要求してくる。現時点では何も言えないが次は200万ドルを希望することだろう。お金にうるさいうえに態度が悪いとなるととてつもない問題児だ。

長打力がある内野手を補強できたことは喜ばしいことだ。球団内に彼のケアができる人物がいないとふてくされてしまう。果たして、ナバーロは変わることができるのか。球団が抱える問題は大きい。

出典元:
http://m.sports.naver.com/general/news/read.nhn?oid=311&aid=0000566059

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