【近況報告】張泰山が台湾で野球巡業を開始。 未来のプロ選手達のプレー技術向上に尽力

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日本行きの前に台湾中を旅する。

台湾・統一ライオンズを退団し、日本の独立リーグ入りを検討している張泰山が野球巡業を始める。先日、自分の選手ロッカーを整理し完全に球団と別れを告げた。現在は自宅付近で自主トレを行っているという情報があり、次の所属先が決まるまでは台湾中を回って子供達を指導するという。

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写真:統一時代の張泰山

以前から子供達に野球を教えたいと希望しており、オファーを待っていたところだった。そこにリトルリーグ連盟からお声がかかった。ちょうど1月20日から24日まで台湾でリトルリーグの国内一のチームを決める大会が開催されることになっている。張泰山はそこで野球教室をするという。

台湾のリトルリーグは世界でも強豪であり、毎年開催されているワールドシリーズでは最多となる17回の優勝を誇る。昨年8月の同大会では日本代表の東京北砂リトルと対戦して敗れた。ちなみに北砂リトルには清宮幸太郎(早実)の弟、福太郎が在籍している。

20日から行われる国内の大会は各地区の試合を勝ち抜いた12チームが集まって試合をする。ただ対戦して終わりというのではなく、選手同士が切磋琢磨し、交流を深めていくことでプレーの技術や人間性の向上を目指しているという。

野球教室では競技の4大要素である投げる、打つ、走る、守るのすべてを39歳のレジェンドが自ら教える。今のところ他の選手の参加は発表されていないため、軽く200人は集まるであろう子供達を1人で請け負うことになる。さすがに可哀想な気もする。

それでも本人は楽しいのだろう。統一からの専任コーチ就任を断ったとはいえ、教えることに抵抗はないようだ。台湾球界からは引退後にコーチになることを期待されているだけあって、自発的に指導の機会を得ているのだ。このまま事が進んで日本でチームメイトになった選手はとてもラッキーだろう。ぜひ、張泰山から技術を吸収して日本球界入りの夢を叶えてほしい。

台湾のリトルリーガー達から素晴らしい機会だと喜びの声が挙がっている。多くのことを学んでこちらも台湾球界入りを目指してほしいところだ。どのような指導をするのかわからないが、とてもわかりやすい教え方をするのだろう。日本ではコーチ兼任でもよいと思う。

いつ正式に日本行きが発表されるのか。その日が待ち遠しい。本人は自主トレと共に台湾野球発展に尽力していることをここに報告したい。

出典元:
http://sports.ettoday.net/news/631379

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