【野球伝道師の旅】ラオスの架け橋、韓国球界三冠王のイ・マンス監督

NO IMAGE

野球を教える喜びを感じる韓国のレジェンド打者。

引退した選手が次に考えるのはセカンドキャリアだ。球団にコーチや職員で残る者もいれば、企業に就職したり飲食店を始めたりする者もいる。中にはニュージーランドで活動を行う清水直行のように海外に赴いて野球普及に尽力している場合もある。視野を広げることでシゴトの数は増える。

韓国にも清水と同様に競技普及をしている元選手がいる。その人物の名はイ・マンス。現役時代はサムソンライオンズに所属し球界初の三冠王を獲得した。252本塁打を放ち、レジェンド打者の1人として称えられている。また背番号22は永久欠番に指定されている。

映像:現役時代のイ・マンス
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=zMhDI-mf6Ro)

現役引退後はホワイトソックスでコーチ研修を受けた後、06年から9年間、SKワイバーンズで監督・コーチを務めた。昨年は知人の紹介によりラオスで野球普及活動を開始した。

1月29日から3日間、ラオスで韓国チームとの親善合を開催される予定になっている。開始から約2年、続けてきた活動が1つの形になった。ラオス側はイ・マンス監督が作った国内初のチーム「Jブラザーズ」が出場する。

監督退任時、家族で欧州旅行に行く予定だったが急に予定を変更してラオスに行きが決まったという。来た当初はグラウンドはおろか、ほぼ何もなかったという。まず現地や韓国企業に協力を仰ぐため、走り回った。またKBOからは道具を調達し環境を整えた。

ラオスには才能あふれる選手が数多くいるという。詳細はわからないが、彼らを見て喜びを感じているそうだ。これまで指導してきたイ・マンス監督は次のように話している。

「妻が野球界のために貢献する時が来た、と言ってくれたおかげで今がある。より多くの子供達のためにこれからも力になりたい。今回の親善試合も多くの方のおかげで開催することができる」

謙虚な姿勢で感謝の気持ちを表す監督の姿がそこにある。今後も韓国・ラオス両国の架け橋として活躍してほしい。当ブログではこの活動にも注目していく。

出典元:
http://sports.news.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=241&aid=0002521472

アジア野球カテゴリの最新記事