3月の強化試合に向けて着々と準備中。
侍ジャパンは3月5,6日の2日間、強化試合を行う。プレミア12で3位に終わり、小久保裕紀監督への批判があったが、来年のWBCに向けて動きだす。今回の相手は台湾代表。この試合でチームを率いる洪一中監督(Lamigo)はベストメンバーで臨む考えを明かしており、好ゲームが期待される。
写真:台湾・台中インターコンチネンタル球場
台湾代表は1月初旬から今回の試合に向けて準備を進めている。19日に4球団の監督による会議が開催され、全員が監督、コーチとして日本に行くことが決められた。出場選手については旧正月(2月6日から14日)が過ぎ次第、発表されることになる。
ただし、今季限りで引退を表明している陳金鋒(Lamigo)は来日せず、3月19日のシーズン開幕に備える。プレミア12の代表に選ばれていた最速157キロ右腕、羅嘉仁(義大)も右肩の故障により出場しない。
洪一中監督は選手選出について次のような考えを示している。
「選手名簿は既に用意してあるが、まだ本番まで時間がある。キャンプでの調子を見ながら決めていきたい。よっては入れ替えもあり得る」
予定では1月26日に出場する26人のメンバーが発表される。
また台湾の航空会社「チャイナエアライン」は台湾のファン向けに応援ツアーを企画している。航空券をはじめ、2試合分の観戦チケット、お酒の店をまわる内容だ。
今季も日台両国の関係は深い。「FOX SPORTS Taiwan」はパ・リーグの260試合以上の放映が決まった。強化試合もそうだが、台湾のファンが日本球界に触れる機会が増える。どれだけのファンが来日するのか楽しみなところだ。
プレミア12でお互いに悔しい思いをしたチーム同士の対決。13年WBCの時のような熱戦を期待したい。