【台湾旋風】張泰山が徳島に入団! 通算300号本塁打は日本で

NO IMAGE

ついに来る台湾のレジェンド。

台湾・統一ライオンズを退団し、移籍先を探していた張泰山が四国アイランドリーグPlusの徳島インディゴソックスに入団することになった。プロ生活20年の大ベテランが日本に旋風を巻き起こす。

image

写真:統一時代の張泰山

試合出場数をはじめ、安打や本塁打、打点など多くの台湾球界の通算記録を持っている人物が日本に来るのは異例中の異例だ。その要因になったのは中島輝士監督だろう。彼は11年から3年間、統一の監督を務めていた。張泰山とは監督と選手の間柄だ。

統一を退団してからというもの2人は連絡を取り合い、独立リーグの情報を集めていたという。環境や待遇はNPBやCPBLと比べれば決してよいものとはいえない。しかしプレーする本人はあまり気にすることなく笑って「プレースタイルや文化は違っても野球は野球だ」と割り切っているのだ。

日本の独立リーグに興味をもったのは2人の台湾人選手がきっかけだ。昨年6月まで高知ファイティングドッグスに所属していた林哲瑄(現義大)と蔣智賢(現中信兄弟)らがプレーしたことで日本行きを考え始めたそうだ。

近年は代打や指名打者での出場に限られていたこともあり、試合に飢えていた状況が続いていた。オフには専任コーチを要請されるもこれも拒否。現役続行を希望していた。現在は台湾国内のリトルリーガーに野球教室を実施しながら水戸黄門のような野球巡業をしている。すでにコーチになるための準備を進めているといったところだ。

徳島入団が決まった張泰山は3月初旬に来日することになっている。元々、中島監督が台湾に行く予定になっていたものの、それがなしになった。その時点では既に契約が決まっていたのだろう。一時は高知に入団する話もあったが、結局は恩師の元でプレーすることになった。

これで今年も四国は大盛り上がりだ。おそらく一塁か指名打者での起用になるだろう。ユニフォームの色をオレンジから青に変えて臨む初の日本球界。台湾のレジェンド打者はどのような活躍をみせてくれるのだろうか。あと11本と迫っている300号本塁打を達成してほしい。日台のファンはその歴史的な日を待っているのだ。

出典元:
http://sports.ettoday.net/news/635806

アジア野球カテゴリの最新記事