【野球伝道師の旅】イ・マンス氏が尽力するラオス。 交流会に続き、連盟創設へ

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いざ、イベント成功に向け出陣。

世界的な野球の普及にはとにかく時間がかかる。人材集め、ルールの説明、企業への営業や道具の送付など考えるだけで頭がパンクしそうだ。不利な状況下にあっても決してめげずに活動を続けている人はいる。

日本人が監督として代表チームを率いているのはもちろんのこと、韓国球界のレジェンド打者も同様に世界の野球発展に尽力している。

当ブログでも何度か取り上げている韓国初の三冠王、イ・マンス氏の活動だ。彼は東南アジアのラオスで普及を行っている。

映像:ラオス野球の紹介ビデオ
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=rJ_vFU5IZVA)

1月29日から31日までラオスで野球交流会が開催される。場所は首都のビエンチャン。対戦するのは国内発のチーム「Jブラザーズ」と韓国のアマチュア6チームだ。普及活動を始めて約1年、今後を左右する大イベントが行われるのだ。

交流会に向けてイ・マンス氏は現地へ飛んだ。先日、韓国野球協会はラオス教育体育部に1600万ドル相当の野球用具を寄付したという。彼の活動のおかげでこれまで野球のやの字もなかった不毛の地で連盟創設に向けて動いているという。これも1つの形だ。

事の運びがとても早い。他の競技でいえばラオスにテコンドー連盟がある。そこができるまで10年を擁したという。反対に野球連盟はわずか1年少しでできるというのだ。やはり誰か中心となって活動する人がいなければ新しいものは生まれないということだ。道具などが多く、金銭的にも負担となり世界的な普及は難しいとされているが、時間をかけてでも実現はできるのだ。

野球連盟となると会長を選ばなければならない。今回の野球交流会の合間にイ・マンス氏はオリンピック組織委員長と副大統領と面会し、話し合いの場をもつという。そのほか、土地の確保などまだまだやることは多そうだ。

彼はとにかく忙しい。彼はラオスでの活動のほか、母国・韓国でも子供達の指導を行っている。KBOの育成委員会副委員長に就任し、アマチュア選手の育成や講演会などで国内外を走り回っている。3月までは予定が埋まっており休む暇もないというのだ。

まずは野球交流会の成功を。当ブログではイベントの様子をお伝えしていく予定だ。普及のために奮闘する野球人は日本人だけではない。

出典元:
http://isplus.live.joins.com/news/article/article.asp?total_id=19465236&cloc=

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