【台湾プロ野球】統一が抑えの補強に動く。 日本人投手の入団テストを実施

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久々の日本人選手が台湾球界へ!?

ひと昔、戦力外になった選手は韓国や台湾球界に挑戦していた。日本の球団からオファーがない状態でも現役にこだわる求道者達は海を渡ってがむしゃらにプレーしたものだ。両国には申し訳ないが当時は最後の砦といった位置づけだったのだ。

現在は全く違う。たとえレベルが高いリーグに所属していたとしても実力を発揮できるかどうかはまた別の話だ。近年、各球団は日本人よりもアメリカや中南米出身選手を中心に獲得する方向にシフトしている。経験豊富よりも若く、長く活躍できるほうを選んでいる。現に韓国では10年の岡本真或(LGツインズ)、台湾では13年の真田裕貴(兄弟エレファンツ)を最後にプレーしていない。

今季から郭泰源監督が率いる統一ライオンズでは日本人投手の獲得を検討している。正式発表されれば3年ぶりにプレーすることになる。

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写真:試合後ミーティングをする統一ライオンズの首脳陣と選手達

まだ誰なのか明らかにされていない。わかっていることは抑えができる投手であり、旧正月(2月6日から14日)後に入団テストが行われるということだ。

統一では助っ人選手を投手2人、野手1人獲得する予定だ。既に野手ではメジャーで「5ツールプレーヤー」と評価され、韓国でもプレー経験があるフェリックス・ピエが入団している。投手のうちの1人はアメリカ出身で先発型の選手と交渉中だという。

球団オーナーの蘇泰安氏は「旧正月後に1人の日本人投手を迎えてテストをする。その時の状態をみて獲得するかどうかを決める」と話している。

一体、テストを受けるのは誰なのか。戦力外になった投手をみても抑えの実績があるのは岡島秀樹だけだ。だが本人はメジャー復帰を目指しているという情報がある。簡単なことではないが、先発投手であっても調整すれば後ろで投げることも可能だ。

以前、オリックスを戦力外になった井川慶が台湾に行くことも考えていると表明したことがある。このニュースに現地メディアは反応した。ファンも「ぜひ来てほしい」と歓迎する声も多かった。

確かに彼らは実績十分だが、張泰山を事実上の戦力外にした球団が獲りに行くとは考えられない。数年前から若返りを目指しているからだ。それでも郭泰源監督がどのような秘策を用意しているかわからない。プレミア12でも代表メンバーに新人の王柏融(Lamigo)を選び、ファンを驚かせた。

台湾の投手は直球勝負がこだわり、よく打たれる。また変化球の制球が悪く、決め球がないとされている。もし岡島ならばカーブ、井川はチェンジアップと彼らは武器をもっている。選手育成の面を考えてベテラン投手に頼る可能性もあるのだ。

まずは入団テストから。合格すれば台湾のマウンドに日本人投手が帰っている。その時を楽しみに待とう。

出典元:
http://sports.ettoday.net/news/637534#ixzz3yGkOUSz2

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