【日台交流戦】台湾代表が選手入れ替え。2年連続盗塁王の林智平を選出

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代わりに2年連続盗塁王の出場決定。

3月5,6日の2日間、侍ジャパンは台湾代表と強化試合を行う。日本ではチケットの発売が開始しているが、その他は何も進んでいない。小久保裕紀監督は各球団のキャンプを訪問しながら構想を考えているのだろう。台湾はすでに選手を発表したというのに動きがかなり遅い。随分と余裕である。

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写真:侍ジャパンと台湾代表による強化試合のお知らせ
(出典:CPBL 中華職棒 https://www.facebook.com/heartbaseball/?fref=ts)

台湾人初のメジャーリーガー、陳金鋒が出場する最後の国際試合ということで現地では日々、盛り上がりを見せている。プロモーションビデオまで制作され、この2試合に対して本気であることがうかがえる。だが、さっそく壁にぶち当たった。

プレミア12では2番打者としてプレーしていた郭嚴文(Lamigo)が右肘と左膝の故障により出場を辞退することになった。既に手術を終えており、リハビリを行っている状態だ。予定ではシーズン後半に復帰する。

彼の代わりに新たにメンバーに加わったのはチームメイトの林智平。昨年は32盗塁で2年連続盗塁王に輝いた選手だ。

映像:満塁弾を放つ林智平
(出典:You yube https://www.youtube.com/watch?v=od1b8tc01g8)

林智平は右投右打の内野手で二塁ほか三塁や遊撃も守ることができる。昨年は三塁手としてゴールデングラブとベストナインにも選ばれた。成績は打率.305 本塁打4 打点42 盗塁32だった。

特に記録づくめの年で1試合6安打、通算600試合出場、500安打、200打点、100盗塁、300得点と順調に自身の成績を伸ばしているほかLamigoモンキーズの歴史にも名を残した。1試合2発の満塁弾や球団通算800号本塁打、1000盗塁と幾度となく節目の記録に立ち会っている。おいしいどこ取りだ。

彼の1番の長所である盗塁は走塁技術が上手いというより、投手のクセを見つけて利用している印象だ。相手バッテリーが無警戒の時に容赦なく走ってくる。投球後、いつの間にか二塁にいたという状況が多い。同様に選ばれている選手には足自慢が多いが、林智平が最も1番打者に近いかもしれない。

全27選手のうち6人が内野手だが、ほぼ全員がサブポジとしてすべての内野を守ることができるため指揮を執る洪一中監督も良い意味で頭を悩ませていることだろう。自チームの選手が多いこともあるため、逆に使い勝手がよいだろう。

どのような打順を組むのかはまだ発表されていないものの、タイトル獲得者が加わったことでますます本気度が高まった形となった。3月は両国ともシーズン開幕直前。日本では同時期の試合は今後に影響するため、あまり主力は試合には出したくないという声も挙がる。考えてみれば台湾の開幕日は3月19日であり、日本よりも早いのだ。

侍ジャパンも数日後に出場選手が発表されると思うが、小久保監督は誰を選ぶのだろうか。せめて山田哲人(ヤクルト)や柳田悠岐(ソフトバンク)らは出てほしい。国際試合を経験させるためと理由で全く別な選手を選んだら台湾に失礼だ。「強化試合」と名前を付けている以上、17年WBCを見据えてこちらも本気で挑んでほしい。

出典元:
http://sports.ettoday.net/news/644335

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