日台の友情を再確認。
石垣島で行われた千葉ロッテマリーンズとLamigoモンキーズ による交流戦。第2戦となった今日は両チームとも点の取り合いで終盤まで試合の行方がわからなかった。8回にLamigoが勝ち越しに成功し、最終スコアは7対6。通算1勝1敗で一昨年以来の対戦は引き分けに終わった。
自身は昨日に引き続き、三塁側で立っていた。前日と違ったのは日本人のファンの数が増えていたことだ。
よく耳にしていたのは「応援が楽しい」や「この応援は何て言っているの」といったLamigoに対して興味深々なものばかりだった。実際に次々と流れる曲が変わるため、ノリやすいし、見よう見まねでするダンスもよい。隣で一緒に観戦していた地元の老夫婦も一緒に声を出し、常に笑顔だった。
自身も応援歌や言っている内容をすべて理解している訳ではない。たとえ、歌詞がわからなくとも何となく合わせて「ラーラーラー!」と叫んでみるのも1つだ。そうすれば台湾のファンも喜んでくれるに違いない。
そして今日のLamigo応援団。途中で雨が降ってきたがそれでも構わず、応援を続けていた。まるで神宮球場のライトスタンドの光景をみているように感じた。さすが台湾一と言われることはある。
雨が止むと応援はさらにヒートアップする。昨日とは違い、得点の機会が多かったためかよく跳ねていた。Lamigirlsの面々も体調を崩さないように上着を着て参加。これもなかなか見ることは少ない。
団長さんも前日に引き続き、汗をダラダラ流しながらファンをリードする。どうやら球団職員らしい。それが本当ならばまさしく応援のプロだ。彼のファンになった日本のファンもいることだろう。
得点して喜ぶファンの面々。自身の近くはほとんど日本人だった。ハイタッチをしたり抱き合ったり色々な方法で喜びを分かち合っていた。ちなみに応援団側も同様だ。嬉しさを表現する方法は日台共通なのだ。
今回は初めて台湾のチームを見るという日本人が多く、自身は周りの人からよく質問されていた。球団が4球団しかないことや本場の桃園にいけばより凄いものを見ることが出来るということを伝えると驚きや実際に台湾に行こうという声があった。
日本のファンが1番喜んでいたのはやはり応援だ。見知らぬ人でも一緒に肩を組んだり、振り付けをし、踊っていた。掛け声の「アンダラ、アンダ!(ヒットヒット!)」が耳に残って離れないという人や「桃猿最強」(目安の発音:タオエンズイチャン)を中国語で言うことに挑戦してみる人や心の底から「Lamigoモンキーズ」を楽しんでいる様子だった。
試合終了後には団長さんや音響を務めていたDJ、マスコットのサルと写真を撮るファンが続出。サインまで求める人も。こんな強烈で愉快な応援を見せられるとハマるファンは多いだろう。
この日をきっかけに台湾プロ野球に興味をもつ人が増えたらこちらとしても嬉しい。将来的には 我々が台湾の球場に行って応援する。それが実現する日もそう遠くはないのではないだろうか。素晴らしい、日台交流試合に乾杯だ。