台湾独自の魅力な戦闘服。
昨日まで行われていた千葉ロッテマリーンズとLamigoモンキーズとの交流試合が終了。石垣島からわずか35分で戻ることができる台湾にLamigoの選手達が帰ってきた。今後は17日から韓国2軍球団との練習試合が展開される。ほぼ休む暇はない。3月19日の開幕に向けて約1ヶ月の追い込みが始まる。
昨年、野手としてプロ復帰を果たした陽耀勲。現在はチームの1番打者としてわずか数ヶ月で中心選手の1人となった。会場ではいつの間にか野手転向をしていたことに驚くファンが多数いた。彼は球の速さだけなら140キロ後半を出せるが、イップスの影響なのかストライクがまったく入らない。そのような事情から違う道を選んだのだ。
毎年、球団ではオープン戦専用のユニフォームを制作している。今年は写真のような虹色でとても目立っている。ちなみに昨年はこれだった。
今季から中信兄弟に移籍した林智勝。噂によるとチーム内部ではその存在を煙たがられていたようだが、今でも移籍した影響があるようだ。遊撃手を誰にするのかが、課題となっている。
今年の選手の背中は次のようになっている。
名前が英語になっているものがあれば、4文字のもの、2文字だけのものとその種類は様々だ。それらの意味はよくわからない。本人に聞くとしよう。日本では決して許されない。そもそも登録名をあだ名にすることにも難色を示す。ユニフォームの違いというだけだがこうしたことも日台両国の国民性が表れている。日本は全員が形を合わせるのに対し、台湾は何でも柔軟に物事を受け入れたり、実行したりする、
チームのチアガールである「Lamigirls」はこうなっている。基本、中国語では女性の名前の前に「小」(目安の発音:シャオ)をつけると「~ちゃん」という意味になる。今回、試合前に日本のファンから数多くのお土産をもらっていた右から2番目の「小鹿」はこの法則でいくと「鹿ちゃん」になる。
後から聞いた話だが、Lamigirlsの来日に合わせ空港で出待ちをしていた日本人ファンが数多くいたという。なかなか台湾球界の情報が入ってこないご時世でも中には彼女たちのことを知り尽くしている人もいるのだ。
中にはこんな名前をしている選手もいる。この「小林」は日本人選手ではない。林國裕という投手だ。1人1人調べればキリがないが、応援団長も同じユニフォームを着ている。
ちなみに彼のあだ名は「阿誠」というそうだ。全60試合、Lamigoのホームゲームで団長を務めていることもあり、毎年みるみる痩せていくとか。とても苦労しているようだ。
昨日はチームの愉快な応援に大喜びしていた日本のファン。時々、このあだ名についての話題が挙がったが、自身も含めてその意味を知る人はほとんどいなかった。応援の次はこのあだ名の由来を調べてみるとさらにこの球団の魅力がわかってくるのではないだろうか。