ファンとの交流で明かす、近況。
今年、徳島インディゴソックスに入団した台湾のレジェンド、張泰山。先月の入団会見後は国内中を巡り、子供達に野球を教えている。彼自身は中信兄弟の春季キャンプに参加しながら調整を続けている。
21日、久々に公の場に現れてファンとの交流会を行った。
映像:張泰山の徳島入団を伝えるニュース
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=yJRuDXe8Zhc)
あと11本に迫っている通算300号本塁打にあわせ、300人のファンを呼んだ。自身の野球人生を振り返ったり、多くの質問に答えた。3月上旬に日本に行く彼を多くの人達が励ましていた。
その中で張泰山は徳島での試合に向けて着々と準備をしていることを明かした。練習に参加した中信兄弟には昨年6月まで高知ファイティングドッグスに所属していた蔣智賢がいる。独立リーグの情報を経験者から集めていたのだ。
対戦する投手については個々の能力が高いとのこと。具体的には明かされてはいないものの、言葉通りならば実際にそうなのか見て学ぶチャンスだと言っている。また独立リーグでは地域密着を推進しているものの、プレーする環境としては厳しいものがある。もらえる給料に関しても月で約15万円から20万円ほど。これまで過ごしてきた台湾プロ野球では月に120万円ほどもらっていたため、普通なら愕然とするところだが決してそんなことはない。たとえ環境は違えど野球は野球だと割り切っているのだからプラス思考だ。
張泰山はこれらの得た情報から推測して次のように話している。
「独立リーグに所属する投手の力は台湾球界の投手に負けていない。打者にも台湾の選手にはないものを持っているようだ。今は自主トレを続けているが、まだバッターボックスに立っていない。今後はマウンドから投げる投手の球を打っていきたい」
最後は参加したファン全員にサインボールをプレゼントして交流会を終えた。徳島のチーム本隊も既に練習が始まっている中で張泰山も海の向こうで調整を続けている。我々、日本のファンにその雄姿を見せる日が刻々と近づいてきた。
NPBではセ・リーグの全球団が40代監督になったり、パ・リーグでは平沢大河(千葉ロッテ)をはじめとする大型ルーキーたちが注目を集めている。四国アイランドリーグplusも話題性では負けてはいない。台湾のレジェンドの来日はもうすぐだ。楽しみに待とう。