【あの人はいま】元広島のデュアンテ・ヒース。韓国球界入りは27日の試合次第

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元赤ヘル戦士はオレンジヘル戦士に早変わり!?

昨年限りで広島東洋カープを退団したデュアンテ・ヒースは現在、韓国・ハンファイーグルスのテストを受けている。てっきりメジャー挑戦のためにアメリカに行ったのかと思っていたが、すぐ近くにいたのだ。

映像:14年、日本での初登板を果たしたデュアンテ・ヒース
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=eNtscVjXKvo)

ヒースは14年シーズン途中から広島に入団した。最速154キロの直球にツーシームやスライダー、スプリットなど多彩な持ち球で3勝0敗 防御率2.38と好成績を残していた。翌年、抑えに転向。しかし、4月2日の横浜DeNAベイスターズ戦でサヨナラ負けを喫してから打たれる場面が多くなり、2軍落ちと同時に中継ぎになった。

その後は1軍に復帰するも敗戦処理など負けている場面での登板が多くなり、チームの期待には応えられかった。昨年は43試合 3勝6敗 4セーブ 10ホールド 防御率2.36に終わっている。

17日からテストを受けているようでその翌日にはブルペン投球を披露した。また、22日に行われたLGツインズとの練習試合では先発したという。結果は2回を投げて被安打3 奪三振4 失点2だった。この日の最高球速は146キロを計測。初回から2回の先頭打者まで4者連続三振と最高な立ち上がりを見せたが、上記のように打たれている。

彼の投球を見たキム・ソングン監督の評価は厳しく「迫力がない」と不満を漏らした。だがもう1度、チャンスを与えるという。次は27日に行われるKIAタイガース戦に登板する予定だ。キャッチボールや軽いウエイトトレーニングで調整を続けるヒースは次のように意気込みを語っている。

「自分はパワーピッチャーだ。前回は打たれたが、次はより良い状態を見せる自信がある。ハンファは勝つための準備を入念に行っている。。ぜひ、このチームでプレーしたい」

昨年のチーム防御率は5.11でこれは全10球団中9番目だ。元々、打高投低と言われている韓国球界だが悪すぎる。勝ち頭の10勝を挙げた2人の投手をみてもそれぞれ4.72と5.10だ。せめて3点台前半なら合格点といったところだろうか。順位は6位と惜しくもプレーオフを逃したものの、長年の最下位を脱出できたのはキム・テギュン(元千葉ロッテ)をはじめとする打撃陣のおかげだろう。

キム監督は助っ人を見切るのが早い。去年はナイジャー・モーガン(元横浜DeNA)を獲得したものの、腰痛を言い訳に怠慢な態度を見せる彼を開幕してわずか1ヶ月で退団させている。確執があったのではないかという噂もあったが、監督は「実力がないから」とはっきりと言っている。真相は謎のままだ。

そんな事情もあり、ヒースにかかるプレッシャーは相当なものに違いない。ただ、課せられたイニングを抑えるだけでは合格はできない。ここは1発、150キロを投げるしかない。もちろん、走者を置いての場面を抑えられるかが1番の課題かもしれないが首脳陣を1度ガッカリさせている以上、やるしかない。

その一方でサムソンライオンズのある投手はこの時期に150キロを投げて周囲を驚愕させたという。これは韓国現地で話題になっていた。他の人にできるのだからぜひ、彼にも期待したい。

運命の日は27日だ。場所は金武ベースボールスタジアム、試合開始予定は13時となっている。ぜひ、近くに滞在中のファンは足を運んでみてはいかがだろうか。

出典元:
http://sports.news.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=421&aid=0001904864

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