日本のファンにはとても残念なニュース。
3月5,6日に開催される侍ジャパンの強化試合。対戦する台湾代表にまたしても緊急事態が起こった。同試合に出場予定だった陽耀勳(Lamigo)がA型インフルエンザに感染した。
写真;千葉ロッテとの交流試合に登場した陽耀勳
29日の午前に体調不良を訴え診察を受けたところ、原因が判明した。先日行われた千葉ロッテとの交流戦にも参加し、台湾に戻ってもオープン戦に出場してほぼ休みがない日々を過ごしていた。疲れが溜まりに溜まっていたのかもしれない。
診察後、洪一中監督と話し合い、球団を通じてCPBLに彼を参加させないことを報告した。インフルエンザから回復するまで約1週間から10日ほどかかると言われている。本番直前に無念のリタイアとなってしまった。
ここで問題になるのが代わりの選手が誰になるのかということ。当日の指揮も執る洪監督は次のように話している。
「陽耀勲には台湾に残ってゆっくり休んでほしい。時間がないこともあり、選手の入れ替えはしない。それよりも出場する選手の状態をみる」
CPBLの朱康震氏も「もし、彼が日本に行っても入国時に検査されることになり、台湾に戻らなければならなかっただろう。ゆっくり休んで3月19日の開幕戦に備えてほしい」とコメントを残している。
国際試合とはいえ、わずか2試合なのが助かっている。これがWBCやプレミア12といった国際大会ならば大きな痛手だっただろう。今回は彼が抜けてもほかに外野手は7人いる。十分にカバーはできるだろう。日本球界にも関係がある選手なだけに不参加なのはとても残念だ。
自身は1番左翼手で出場を予想していたが、見事にこれが崩れた。となると打線の切り込み隊長になるのは2年連続盗塁王の林智平(Lamigo)か過去、シーズン15三塁打を記録した張正偉(中信兄弟)らが候補になるのではないか。
対戦する侍ジャパンほど選手の入れ替えはないが、こちらも本番まで順調な日々を過ごしている訳ではなかったようだ。1日でも早い陽耀勳の回復を願う。
出典元’
http://sports.ettoday.net/news/654907