【あの人はいま】中信兄弟に移籍した許銘傑。2軍で今季初勝利

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1軍復帰へ再始動。

先にシーズンが開幕した台湾では打高投低が続いている。Lamigoモンキーズ対中信兄弟の開幕戦のスコアが13対10と乱打戦だった。その後は4日間で17本塁打(3月24日終了時点)が飛び出すなど各球団の投手陣が泣いている。

上の舞台を目指す2軍の選手達も日々、汗を流す。日本球界を経験した許銘傑もその1人だ。

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写真:西武時代の許銘傑
(出典:NAVERまとめ http://matome.naver.jp/m/odai/2138095567230696101/2138095579030730003)

昨年末にLamigoを戦力外となり、今季から中信兄弟に移籍した。実は入団が発表される前に社会人チーム行きが決まっていたが、わずか数日後にプロ復帰となった。これには台湾棒球協会も困惑し、物議を醸し出していた。そんな事情がありながらも現在は2軍にいる。

26日、移籍後初登板となった統一ライオンズ戦では中継ぎとして4回からマウンドにあがった。2回1/3を投げて被安打4 奪三振1 四死球1 失点1という内容だ。

この試合は途中、味方が一挙7点の猛攻を見せたことにより勝利投手となった。初登板としてはまずまずだろう。

投手コーチの話よると来週には1軍登録するという。開幕2軍スタートなのは上記の理由から調整が遅れていたからだ。今回の投球内容を知って次のように話している。

「許銘傑はチームに加入したのが遅かったためにゆっくり調整させてきた。39歳のベテランともなると自分のコンディションの整え方を知っている。来週には1軍登録させる予定だ。ブルペン陣を強化する」

中信兄弟は昨年、トリプルスリーを達成した林智勝を獲得して強力打線を形成した。しかし、開幕戦での10失点からも見てとれるように投手陣が弱い。そこでベテランの力を借りようという訳だ。

数ヵ月前は野球人生の岐路に立っていた選手が今ではチームにとって欠かせない存在となっている。1軍に上がり、首脳陣の期待通りに投げられるのか注目したいところだ。

今年は陳金鋒(Lamigo)をはじめ、徳島インディゴソックスに加入した張泰山など40代目前選手が輝きを放っている。許銘傑も負けてはいられない。

出典元:
http://sports.ettoday.net/news/669973

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