シーズン開幕わずか8日後に訪れたピンチ。
台湾・統一ライオンズは今季から郭泰源を監督に昇格させ、張泰山を事実上の戦力外にするなどチーム全体の若返りを目指している。
若手の育成を掲げると同時に打線強化のために助っ人選手獲得も怠らない。彼らにシビアである台湾球界。そんな中で選ばれたのはフェリックス・ピエ。韓国球界にも在籍した広角に打てる打撃が自慢の左打者だ。
しかし、昨日27日に行われたLamigoモンキーズ戦において不運が起こってしまった。
写真:統一に入団したフェリックス・ピエ
(出典:CPBL中華職棒 https://m.facebook.com/heartbaseball/)
この日、4番・指名打者として出場していたピエ。3回に迎えた打席で自打球を右足首に当てて途中交代となった。診断によると手術が必要なほど重症だという。明日にもう1度、医師と話し合いが行われる予定だ。
元々、ピエは外野手でまだまだ動ける選手なのだが、左手も負傷しているため守備に就けるのは早くても4月下旬とされていた。全快を待つ中での負傷となると回復を待ってはいられない。
昨年は打撃陣の不振に泣いたことだけあってピエに対する期待は相当なものだったのではないか。24日の中信兄弟戦では台湾での初本塁打に加え、サヨナラ安打と大活躍。その存在感を見せつけ、これからというときの痛い負傷だ。
この事態に対して球団側は代わりとなる選手を見つけなければならなくなった。台湾でもチーム最大4人まで外国人選手を獲得できるが、メジャーや韓国は開幕を控えている中でそう簡単に選手が見つかるとは限らない。
まずは明日の話し合い次第になる。それでもこのまま退団になる可能性が高い。不調ならばすぐにでも戦力外にできるが、ケガは予測できない。
まだシーズンは始まったばかり。現在は2位につけている統一は大きな壁にぶつかった。最下位からの再建を託された郭泰源監督もプレミア12のときと同じく頭を悩ませていることだろう。
出典元:
http://sports.ettoday.net/news/670518