【アジアの旅】インド野球の発展には日本人の力が不可欠

NO IMAGE

インド野球は日本とともに。

先月からアジア野球連盟に所属している国々に連絡をとり、情報を集めている。前回はカンボジアについて書いた。次はインドだ。

image

(写真:インド野球連盟のロゴ)

インドといえば映画にもなった「ミリオンダラー・アーム」が有名だ。MLBが人口の多さに可能性を感じてスピードガンコンテストを開催したのだ。その結果、2人がパイレーツとマイナー契約を果たした。この話は実話だが、実際の国内野球は全員が合格した彼らのような実力を持っている訳ではない。

現在のインドでは27の州に連盟をかまえている。子どもをはじめ、学生や社会人と年齢は幅広く、国内大会も頻繁に行われている。

image

(30回目を迎えるインド国内の野球大会で優勝した選手達)

最近、縁があって連絡を取り合うようになった17歳の青年は野球とソフトボール選手を兼任しているという。ボジションは投手で野球では136キロを投げると言っていた。

彼が出場したのかどうかは不明だが、昨年2月にパキスタンで行われた国際大会「西アジアアップ」の参加国の中にインドの名前があった。他国を相手にしたのは12年のU15以来、実に3年ぶり。当時は佐藤世那(現オリックス)を打ち込んで勝利した実績がある。 西アジアカップでは3位と入賞を果たした。

そのとき、ある日本人にプレーの手ほどきを受けた。現在、パキスタン代表監督を務める色川冬馬氏だ。(15年2月はイラン代表監督)

image

(写真:インドの選手をコーチした色川冬馬氏(右))

連盟関係者は色川氏に対して次のように感謝の気持ちを表していた。

「色川さんのような方が両国の架け橋になってくれることはとても嬉しい。私たちにプレーに関する数多くのことを教えてくれた」

侍ジャパンのホームページ内でコラムを書いている色川氏は今もアジアのどこかの国で奮闘しているのだ。

自身は連盟のコーチに話を聞いた。彼は日本のチームやファンに伝えたいことがあるそうだ。次回はその内容を紹介する。

アジア野球カテゴリの最新記事