【球春到来】韓国の16年シーズン開幕。新助っ人や球場と見どころアリ

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いよいよ本番のとき。

日本から遅れること1週間、韓国では本日4月1日からシーズン開幕を迎える。昨年から従来の試合数「128」から「144」に変更になり、打者の成績向上はもちろん、プレーオフ進出のチャンスが上位5球団に与えられるようになった。これまで、海外賭博問題やKTウィズの選手による飲酒運転など日本と同様に暗い話題があった韓国もイメージ回復に向けて全力を尽くそうとしている。

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写真:プレミア12で優勝した韓国代表

今年も日本人はプレーしないが、マエストリ(元オリックス)やバルディリス(元横浜DeNA)といった昨年まで日本球界に在籍していた選手達が新天地で闘志を燃やしている。近年、韓国の各球団が探す助っ人の条件としてドミニカ共和国出身や日本でプレーしていた実績があることが多い。こちらとしても少し足をのばせばすぐに彼らのプレーを見に行くことができるのだ。その点では韓国にいるのはありがたい。

既に予告先発が発表されており、韓国人投手は全10球団中、4人だ。その中には来季の日本進出が噂されている左腕のチャ・ウチャン(サムソン)やプレミア12の開幕戦で先発したキム・グァンヒョン(SK)、阪神が獲得を狙うヤン・ヒョンジョン(KIA)の名前がある。

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写真:サムソンライオンズの開幕投手を務めるチャ・ウチャン

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写真:SKワイバーンズのエース、キム・グァンヒョン

3人とも昨年は2桁勝利を達成しており、昨年同様の活躍が期待される。チャ・ウチャンは海外FAを取得する予定で日本かMLBか選択することができる。本人としては日本行きを望んでいる。なぜなら先発として登板できる機会を与えてくれそうだからだ。一方のヤン・ヒョンジョンは阪神の球団関係者が動向を追う情報があるため、今日も誰かが現地に出向いているのではないか。

今年は球場にも見どころがある。昨年に誕生韓国初のドーム球場、コチョクスカイドームだ。プレミア12の前に韓国がグリエル(元横浜DeNA)やデスパイネ(千葉ロッテ)を擁するキューバと対戦した場所だ。しかし、バックネットにある柵やトイレに行きづらいというファンからの不満から改修工事を余儀なくされていた。先月15日には終了しオープン戦が行われた。今のところは昨年のような不評はないようだ。今季からネクセンヒーローズの本拠地となる。

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写真:コチョクスカイドーム

また、サムソンのホームも新しくなった。これまでプロ野球開始時の82年から使用してきた球場が「テグサムソンライオンズパーク」として生まれ変わった。とてもコンパクトな場所となり、現地メディアの情報によると臨場感がたまらないという。

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写真:テグサムソンライオンズパーク
(出典:대구삼성라이온즈파크 https://www.facebook.com/daegusamsunglionsballpark/)

ファンからしても見どころ満載の韓国球界。2軍に目を向けてみるとロッテジャイアンツには昨年まで石川ミリオンスターズの選手兼任監督だったフリオ・フランコが打撃コーチとして、元阪神のクリス・オクスプリングが投手コーチとして在籍している。非公式試合ではあるものの、ソフトバンク3軍も現地に赴いて試合をする予定だ。

たとえ、日本人選手がいなくともチームを支えるコーチや球界を経験した助っ人達などが場所を移して奮闘している。また違った野球の楽しみ方ができるのではないだろうか。

4月1日19時からシーズン開幕だ。

出典元:
 http://sports.news.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=119&aid=0002127669

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