韓国の次は台湾が市場を狙う。
去る3月初旬、韓国プロ野球委員会(KBO)の関係者が中国を訪問した。その目的は中国野球の支援を表明し、調印式を行うためだった。
支援内容は中国に野球道具を送るだけではなく、現地へのコーチの派遣や韓国リーグ期間中に中国から数人を招いてコーチ研修を行うなど多岐にわたる。
その一方で台湾も中国に対し、あることを計画している。それはリーグ戦に参加するためのチームを創設することだ。
写真:台中インターコンチネンタル球場
興味を示しているのは主に金融業を行っている中信グループ。中国、台湾両国に会社を構えており、既に台湾では中信兄弟の親会社としてチームを持っている。過去には「中信ホエールズ」という別チームも運営していた。
中信が本拠地として狙っているのは福建省で
所在地は中国だが、島の一部を台湾が統治している場所だ。先日、両国をつなぐ新幹線をつくる話が出ており停車駅にもなる予定になるという。
3月下旬には中信兄弟の関係者が現地へ行き、視察したそうだ。実際に現場をみた人物はアジアリーグ構想を考えており、実現のためにチームをつくりたいのだ。
数年前から中国と台湾は毎年のように交流戦を行っている。ちなみに今季は6月に台湾で開催される。参加しているのは中国がプロなのに対し、台湾は社会人だ。
プロに目を向けると中国は5月下旬から6月始め頃から8球団でリーグ戦が始まる。8球団で約3ヶ月間行う。レベルはあまり聞かないが、小規模のようだ。リーグができた02年当時は外国人選手の規定が不透明で5人ほど中国でプレーした記録が残っている。
今回の中信グループの計画が本当ならばアジア野球界において嬉しい話題となる。ぜひ、実現させてほしい。この続報は今後も追っていく。
出典元:
http://mp.weixin.qq.com/s?__biz=MzAxNDA1MjE5Ng==&mid=406931156&idx=4&sn=0d95b83470a35204c78876b3764ac3d6&scene=0#wechat_redirect