またまた新記録誕生。
台湾プロ野球は相変わらず打者が打ち続け、投手がめった打ちにあう状態が続いている。特に中信兄弟の打撃陣が異常で開幕からわずか11試合でチーム得点数が「100」を超えた。
そんな乱打戦がウリの球界でまた新たな記録が誕生した。昨日、8日に行われた中信兄弟対Lamigoモンキーズの試合が終了したのは9日0時39分。総計6時間4分という展開だった。
写真:歴代の試合最長時間ランキング
(出典;CPBL中華職棒 https://m.facebook.com/heartbaseball/ )
結果としては15対15の引き分けに終わった。両軍合わせて40安打が飛び出すなどとてつもないものとなった。
試合展開としては序盤から点の取り合いで4回でには既に6対6だった。6回にLamigoが5安打などで5点、7回にも1点を取りリードを広げて勝敗が決まったかのように思われた。
しかし、ここから中信兄弟の反撃が始まる。6点ビハインドの場面で迎えた7回、2死球と安打で後ろに繋ぎ、その回が終わったときには11対12と、1点差に迫っていた。
その後のLamigoは最終回までに3点を追加し、さらに中信兄弟を追い詰めるが、ツメが甘かった。その裏、四球や味方の失策で満塁のピンチを迎える。相手の勢いを止めることができず、犠飛と適時打で15対15とした。
両軍は延長12回まで戦うも決着がつかず、終わってみれば0時39分だった。試合時間は6時間4分、恐ろしい内容だった。これまでも日付が変わることがあったが、長くても0時12分には終わっていた。
現地の友人は「これが台湾の野球。乱打戦、万歳!」と言っていた。実際にファンは今回のような展開を楽しんでいる。逆に投手戦のような試合がなかなか動かないのはあまり好みではないようだ。
今季は観客動員数や本塁打、得点など開幕からさまざまな歴代記録を更新している台湾球界。まだ1ヶ月も経っていない時点でこのような状態ならば今後はいくつの記録が生まれるのだろうか。
楽しみな一方で投手が打たれ過ぎて開いた口がふさがらない。チームは違うものの、統一ライオンズで臨時コーチを務めている西口文也は今後も台湾に残って全球団の投手陣を指導したほうがよいだろう。
出典元:
http://sports.ettoday.net/news/677301?from=fb_et_sports