【続報】中国のリーグ戦は5月27日からスタート

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本格的に動き出す未来の市場。

去る3月に 韓国野球委員会(KBO)と業務提携を結んだ中国棒球協会。今後は 韓国に力を借りて選手育成や指導者の養成など多岐にわたって競技発展を目指していく。最近は社会人チームと交流戦やトレーニングをするために来日する機会も増えてきた。なかなか情報を得ることは難しいが、少しずつ野球に力を入れているようだ。

映像:09年WBCで対戦する中国と台湾
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=aQMLsX2ssJc)

提携終結から約1ヶ月、その後の状況をつかめていなかったものの、新しい情報が入った。中国球界関係者が会議を開き今季のリーグ戦の日程について話し合った。その内容によれば5月27日から開幕し、9月4日に終わるというものだ。

参加するのは4から6チームとみられている。現在、2部リーグで運営されており「甲組」の1部と「乙組」の2部がある。1部には天津ライオンズや北京タイガースなどの6球団、2部には河南エレファンツほか4球団が所属している。02年から始まったリーグ戦も球団の増減を繰り返しながら現在に至っている。

 
今年はレギュラーシーズンと5戦3勝制の優勝決定戦など行う。開催球場などはまだ未定だが、北京や上海など6都市をまわる予定だ。注目は広東レオパールズ。チーム全体という訳ではないものの、監督が元ハンファイーグルスのコーチを務めていた韓国人だ。3月初旬には就任が発表されており、リーグ戦はもちろんのこと中国全土で行われるスポーツの全国大会での優勝を果たすために呼ばれた。

中国の野球ページを見てみるとルールの説明ページが用意されている。球場ではプレーが詳細がわからない人も多く、何度も説明が入るという話もある。主に卓球がメインの中国では野球というスポーツの存在は知られてはいるようでもまだまだマイナーな部類に入るだろう。

春には台湾でキャンプを張り、リーグ戦直前は日本など海外で練習する日々を過ごす選手達。国内の環境ではなかなかレベルアップは望めない。だからこそ、韓国の力を借りるのだ。ぜひ、自国独自の育成プログラムもつくってほしい。中国野球の発展はこれからだ。

ちなみに現地関係者は球団増設も歓迎しているようで先日、台湾の「中信グループ」がチームをつくる構想を発表した。ぜひ、日本も…と思ってしまうところだ。

出典元:
http://baseball.sport.org.cn/home/xxl/2016-04-08/496527.html

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