【無念】Lamigoの陳俊秀が判定に抗議するも退場に。明日から数試合の出場停止へ。

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必死の抗議も悲しい結果に。

最近、雨天中止が続いている台湾球界。日程が詰まっていることもありダブルヘッダーも辞さない。さっそく17日のLamigoモンキーズ対中信兄弟は昼から2試合行っている。日本ではほぼすることはなくなったが、ファンとしては2回も選手のプレーを見ることができるのはお得だ。そんな中、第1試合は12対12の乱打戦で引き分けに終わったものの、途中である事件が起こった。

9対8で迎えた6回裏のLamigoの攻撃。迎える打者は陳俊秀。 フルカウントで内角に投じられた125キロの変化球を彼は見逃した。当然、四球で出塁できると思っていたが、主審の判定はストライクで三振となってしまった。これに陳俊秀は激高して抗議したが、退場となった。

映像:審判の判定に抗議する陳俊秀
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=urNR8JUOxYQ)

上の映像でも確認できるが、スロー映像で見ると明らかにボールだ。それでも判定は覆らない。人間がやっているのだから間違いもあるが、そう簡単に変えることができないのだ。この件に関して、CPBLとしては陳俊秀を処分しなければならない。

ひとまず、ダブルヘッダーがあるため夜の試合には出場しているが、明日に会議を開いて対応を考えるという。本来ならば48時間以内に罰金の額と何試合出場停止にするかを決めることになっている。現地メディアは1万台湾ドルが科せられるのではないかと予想している。

今回、退場となった陳俊秀は4番・一塁で出場し4打数2安打4打点の活躍をしていた。続く2試合目はここまで無安打のようだ。

 元々、彼は右打ちの内野手。捕手をはじめ、一塁や外野など数多くのポジションをこなす。高校時代は投手もしており、最速は148キロだった。08年から6年間、インディアンズのマイナーに所属して3Aまで昇格したが、14年に台湾に戻り、現在に至っている。長打が自慢で昨年は打率.335 本塁打25 打点118の成績だった。

今年は2月に石垣島で行われた千葉ロッテとの交流戦でも出場していた。

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写真:2月に開催された交流戦のスタメン一覧(上が第1戦、下が第2戦) 

3月の侍ジャパン強化試合にも出場する予定だったがケガで辞退し、シーズンに合わせて調整を行っていた。開幕後は主にクリーンナップとして16試合で9本塁打を放っている。打高投低と言われている球界だが、自分の役割を果たしている。

現在、チームが最下位に沈んでいる中で主砲がいなくなるのは厳しい。わずか数試合だが、彼がいなくなると攻撃力は落ちるだろう。この穴をどう埋めるのか、Lamigoのチーム力に注目だ。

最近は日本で審判の質が問われている。台湾では大丈夫なのだろうか。 

出典元:
http://sports.ettoday.net/news/682174

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