【謎】韓国でコーチをしていた小林誠二が退団。その原因は越権行為!?

NO IMAGE

海外出身コーチの苦労は絶えず。

  
近年、韓国の球団は日本人コーチを起用するところ が増えている。特にハンファイーグルスは昨年の西本聖や正田耕三をはじめ、実績のあるOB陣を集めている。今季は馬場敏史や沖泰司らがコーチに就任した。だが、急にある1人が帰国してしまった。

それは2軍投手コーチを務めていた小林誠二。 現役時代は広島と西武の中継ぎ投手としてパームボールを武器としていた右腕だった。今季から韓国に渡り1軍のコーチをしていたが、開幕してわずか13日で2軍に配置転換されていた。

image

写真:広島時代の小林誠二
(出典:「オキナワAサインバーKOZA」のマスターTAKUの企み http://blog.livedoor.jp/asignbar/)

今回、球団は小林の退団理由を正式発表していないという。現地報道によると彼はチームの投手起用に対して何度も苦言を呈していたのいうのだ。これを見かねてクビにしたのと等しい。噂では家の引っ越しが関係しているともされているが、本当にこの噂が原因ならば発表できるはずだ。それができないということは内部で何かがあったのだろう。本人はすでに球団に感謝を述べて帰国している。

球団ホームページ上では小林を紹介するリンクが消されている。 辞任したのは事実だったのだ。チームはここまで13試合を終えて2勝11敗と最下位に沈んでいる。最後に勝利したのはマエストリ(元オリックス)が先発したときだ。防御率も全10球団で唯一の7点台と毎年恒例とも言える弱さだ。開幕前は優勝候補にも挙げられていたが、フタを開けてみるとこの有り様だ。

自身もこの話題を調べていた際に初めて知ったことだが、小林はコーチに就任してからというもの、1軍のキム・ソングン監督や他のコーチに対しての越権行為を何度も行っていたという。その内容は明かされていないが、発表できないほどひどいものだったのだろう。そうでなければいくら最下位だとはいえ、そう簡単に配置転換することはない。なぜそこまでする必要があったのか。海外での指導で言葉の壁のストレスも関係したのだろうか。真実は謎に包まれている。

彼の退団によって2軍でコーチをしていたチョン・ミンテ(元巨人)が1軍に配置転換された。この人事にキム・ソングン監督は「投手は四球が多く、成績が悪いためコーチとの意思疎通を図るのと雰囲気を変えることを目的としている」と述べた。

なかなかコーチのことは話題にならないため、実際のところは指導法や舞台裏を知ることができない。彼らの奮闘記を追えばドキュメンタリーにできたりもするが、それも難しい。海外出身コーチは球団からどのような待遇を受けているのか気になるところだ。今回の件からわかるのは選手を指導するのはそう簡単ではないということだ。

急に帰国した小林誠二。まだシーズンが始まって1ヶ月も経っていないが、今後はどうするのだろうか。

出典元:
http://sports.news.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=382&aid=0000467156

アジア野球カテゴリの最新記事