【沈む王者】長打力不足に悩むサムソン。復活はイ・スンヨプ次第

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40歳の国民的打者に比重がかかる。

昨年まで韓国リーグ4連覇を成し遂げていたサムソンライオンズ。まだ序盤戦だが、弱体化しており全10球団中5位だ。

このチームの自慢は打撃力だ。昨年から年間試合数が従来の128から144に増えてもチーム打率3割、本塁打数も161と上位だった。しかし今、その面影すらない。

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写真:15年9月12日のネクセン戦に出場したイ・スンヨプ

21日現在でチーム打率.286と3位なのだが、本塁打11と8位だ。明らかに長打力不足だ。

その原因の1つして挙げられるのはクリーンナップの不在が挙げられる。3番を打っていたヤマイコ・ナバーロが千葉ロッテに、5番だったパク・ソクミンがNCダイノスへ移籍した。ナバーロは48本塁打で球界記録を塗り替え、パク・ソクミンも26本と優勝に貢献した。だが、今年はその2人がいないのだ。

球団はナバーロの代わりにアーロム・バルディリスを獲得して穴を埋めようとした。彼はここまで打率.200 本塁打1 打点10の成績。期待通りの活躍をしているとは言えないだろう。オープン戦では打順降格の危機を迎えたこともあった。数字だけの判断になってしまうが、まだ球界に慣れていないようだ。

となると頼れるのはイ・スンヨプだ。今年で40歳になるも体は動いている。先日、通算1300打点を達成。次は2000本安打に向けて奮闘している。

が、実は彼も最近は元気がない。打率.300 本塁打2 打点11と数字だけをみれば順調に思える。それでも7日以降、ホームランがないどころか12日からは二塁打もないのだ。

シーズン前には意気込みを次のように語っていた。

「できるだけ多くの本塁打を打ちたい。ナバーロとパク・ソクミンが抜けた今、自分がチームの支柱にならなければならない」

確かに彼がいなければさらにチームは弱くなるだろう。十分に「支柱」という役割を果たしているとは思うが、代名詞としてる長打はお休み状態だ。

21日の試合こそ15安打8得点で勝利したものの、チームの本来の姿とはいえない。指揮を執るリュ・ジュンイル監督もキーマンとしてイ・スンヨプを挙げている。

まずは1つでも順位をあげることが先決だ。順位争いがし烈で昨日の試合が始まる前は9位に沈んでいた。負けでもすればまた変動がある。

一体、いつになれば長打が戻ってくるのだろうか。

出典元:
http://m.sports.naver.com/general/news/read.nhn?oid=109&aid=0003303741

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