【あの人はいま】エースに投げ勝ったマエストリが価値ある2勝目

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さらに積み上げる価値ある勝ち星。

今季、韓国・ハンファイーグルスに入団したアレッサンドロ・マエストリ(元オリックス)。再度、チームに久々の勝利をもたらした。

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写真:プレミア12で投げるマエストリ

昨日26日に行われたKIAタイガース戦に先発して6回 被安打3 奪三振6 無失点で2勝を挙げた。なぜ、価値があるかというとチームの勝利数「4」のうちの「2」は彼のものなのだ。また、相手の先発はエースのヤン・ヒョンジョン。阪神が調査を進めている球界を代表する左腕に投げ勝った。

この日の最速は145キロ。カーブを中心にスライダーやカーブなど得意の緩急を武器にKIA打線を翻弄した。投じた全95球中、29球がカーブだったという。これは直球(26球)よりも多い。いかに打者のタイミングを外して手玉にとっていることがわかる。

ここまで2勝と順調のようにも見えるが決してそうではない。ムラがありすぎるのだ。去る10日に韓国で初勝利を挙げたものの、そこから2連敗している。

15日のLGツインズ戦では3回9失点、20日のロッテジャイアンツ戦では3回1/3 6失点と先発としての役割を果たしていなかった。特に20日はスライダーの精度が悪かったことから直球とカーブだけを投げた結果、狙い打ちされ敗戦投手になった。

現在、マエストリは常に挑戦する気持ちで韓国の打者達と対戦しているという。チームメイト情報で「スライダー打ち」を得意としていることを聞き、この球を投げるときには長くセットに入り、タイミングずらしているそうだ。

オリックス時代は主に中継ぎだったが、今は先発だ。他の投手は中5日で投げているのに対し、今回は中6日で投げた。調整が難しいところだろう。それでもマエストリは次のように語っている。

「先発投手なら中4日でも登板しなければならない」

なんとも頼もしい。チームは小林誠二コーチ退団騒動も相まって状態が悪い。開幕前は優勝候補に挙げられていただけに「定位置」に落ち着いてしまったのは残念でならない。

彼の価値ある2勝目によって連敗を止めたハンファ。ここから連勝できるかどうかが大事になってくる。26日の試合ではキム・テギュン(元千葉ロッテ)が2ランを放って援護した。チームのキーマンを挙げるなら投はマエストリ、打はキム・テギュンだろう。

日本球界を経験した2人がチームの救世主となる。まずは最下位脱出が目標だ。

出典元:
http://m.sports.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=477&aid=0000031999

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