古傷が心配の二刀流。
今朝、東北楽天ゴールデンイーグルスが徳島インディゴソックスに在籍しているハ・ジェフンの獲得に動いているニュースがあった。
退団したジョニー・ゴームズの代役だそうで武器は二刀流だ。投げては150キロ、打ってはマイナーリーグで39本塁打を記録したという。
数字通りの活躍ぶりをしてくれればチームの状態も良くなるが、彼には野球人生を左右するかもしれない「爆弾」がある。

写真:楽天が獲得しようとしているハ・ジェフン
(出典:四国アイランドリーグplus公式サイト http://www.iblj.co.jp/team/tokushima/player/875/)
ハ・ジェフンには右手首を手術した経歴がある。マイナー時代の13年からリハビリに約5ヶ月間の時間を費やしたため、翌年のスプリングキャンプに参加できなかった。
さらに遡ること高校時代。エース兼外野手としと中心選手だったものの、2年生のときに右肩を負傷している。既にこの時から手首にも痛みが生じていた話もある。それから野手比重を置き、投手はリリーフとしてプレーした。
小学生時代から投手として投げてきたハ・ジェフンは後悔の念を抱いているという。
「もし、高校のときにケガさえしなければ今も投手一本で野球人生を送っていたかもしれない」
最近では去る3日に行われた香川オリーブガイナーズ戦では最終回に登板し、被安打1 奪三振2に抑えている。
今はどちらかといえば野手のほうが楽だという。たとえ150キロを投げられても古傷を気にし過ぎるのならば楽天は1イニング限定のリリーフとして起用するべきだ。
野手としてなら左翼か指名打者としてだろうか。正直、メジャーやマイナーで何発打っていようが信用はできないが、大谷翔平(日本ハム)と同様、二刀流選手であることからワクワクさせてくれる選手だ。
魅力ある選手なのになぜ、韓国球団は獲得に動かないのか。
それはドラフト指名を受けずに海外球団と契約した選手は所属したチームとの契約が切れた日から2年間は韓国でプレーできないという規則があるからだ。
同じ理由で来年から兵役に就くため退団濃厚のイ・デウン(千葉ロッテ)をも悩ませている。
楽天が獲得するのならまずは古傷のケアをどのようにしていくのかを決めるのが先決だ。退団したゴームズはチームメイトと会話ができなかったと言っていたが、二の舞にならないように環境づくりも大切だ。
まずは球団からの正式発表を待とう。
出典元:
http://m.idomin.com/?mod=news&act=articleView&idxno=468096