久々の日本人選手が活躍か。
台湾から嬉しいニュースが入ってきた。14年まで横浜DeNAベイスターズに所属していた冨田康祐が中信兄弟の入団テストを受けるというものだ。もし、このまま無事に入団となれば14年の正田樹(現愛媛)以来、2年ぶりに日本人選手が台湾球界に帰ってくる。
映像:14年8月2日のイースタンリーグの西武戦に登板した冨田康祐
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=xqFwfrYERag)
現地報道によれば前日の13日にメディカルチェックに合格。後日、二軍戦に登板させて合否を決めるという。 チームは林智勝を中心とした強力打線で現在、単独首位に立っている。しかし、補強した助っ人選手達の調子が悪いことから新たな投手を探していたところだった。そこで白羽の矢が立ったのが冨田だった。
彼は14年に横浜DeNAを退団後、テキサスレンジャーズとマイナー契約を結び、メジャーを目指していた。その間はオーストラリアに短期間プレーするなど着実に力をつけていたが、今年1月に戦力外通告を受けてしまった。
4月からはメキシカンリーグのマイナーチーム「ロホス・デ・カボルカ」に入団していた。メキシコでは6試合に先発して30回1/3 1勝2敗 防御率3.86 奪三振44という成績を残している。中信兄弟はこの奪三振能力に目をつけたのだろう。
日本では 13年に1試合に登板して0回2/3 2失点と結果を残すことができなかったが、 逆に今のほうが充実した野球人生を送っているのではないだろうか。武器は最速152キロの直球に加え、ツーシームやスライダー、フォークなど数多い。今年は打高投低が目立っている台湾でぜひ、日本人投手の力を見せつけてほしい。
直球に強い打者が多いため、フォークが有効なのではないか。
先にメディカルチェックを終えているということは入団を前提にテストするに違いない。まずは球団からの正式発表を待とう。現在、パ・リーグが台湾に日本の野球を売り込んでいるが、逆に冨田が台湾野球を日本に売り込む広報大使のような役割を担ってほしいと思う。今後の彼の活躍に注目だ。
出典元:
http://www.setn.com/News.aspx?NewsID=146729&PageGroupID=34