【新サービス】韓国プロ野球が2軍戦の生中継を開始

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遅れながらも周りについていく韓国球界。

最近、次々と新しい取組みを発表している韓国。3月に締結した中国との業務提携を皮切りにキューバ人選手の獲得の方針や海外向けの試合中継サービスの開始などこの2ヶ月ほどで一気に活気づいた。

次なる一手として2軍戦の生中継サービスを始めるという。 既に日本では行われているもので我々からすれば真新しいことではないかもしれないが、現地のファンからすれば待ち望んでいたものなのかもしれない。

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写真:海外向けに試合中継サービスを始めたオンデマンドコリアのホームページ

現在の韓国の2軍はフューチャーズリーグと呼ばれており、1軍に所属する全10球団と警察、軍隊のチーム(サンム)が参加している。徴兵制の影響で選手達は29歳までに必ず軍隊に行かなければならない。そのためプレーを続けるには警察、もしくはサンムに入る必要がある。誰でも入団できる訳ではないが、試験に合格すれば野球をしながら訓練に従事することができるのだ。
公式戦のほかにソフトバンク3軍との試合も行っている。主に6月から7月の間に非公式試合として開催される。今年はテグや釜山など南側を中心に各地をまわる予定だ。

韓国野球委員会(KBO)は明日16日から「マンデーベースボール」という 部門を新設する。1軍戦を中継している「SPOTV」において月曜日に行われる夜の試合を中継するという。まずはファソン・ヒーローズ(ネクセンの2軍)とハンファイーグルス戦から始まり、27日までの6試合の放送が決まっている。
普段は試合のない月曜日だが、今回の取り組みによって野球に飢えているファンの心を潤すことができる。

ただファンを取り込むことだけを目標とするのではなく、各自治体にも2軍戦をアピールすることも忘れてはいない。特に韓国ドラマ「冬のソナタ」で有名になった都市であるチュンチョン(春川)は2軍と深い縁があり、07年から3年連続でオールスター戦が開催されている。
この春川を中心に他の地域とも連携して野球中継を見れるようにしていくという。

ちなみに日本でももちろん観ることができる。「NAVER Media Player」というアプリケーションをダウンロードすればその都度、観戦が可能だ。このアプリは野球はもちろん、サッカーやテニスなど他のスポーツも生中継している。
自身が初めて使用したのは昨年に行われた韓国対キューバ のプレミア12の壮行試合だった。

これでファンの関心は2軍戦にも向けられることになった。選手の能力アップはもちろんのこと、中継をきっかけに実際に球場に足を運ぶ人が増えればリーグにとって一石二鳥になる。果たして、韓国の2軍戦はどのくらいのファンが観ているのだろうか。
自身は今年7月にあるソフトバンク3軍の釜山遠征を取材する予定だ。この試合も中継されると日本のファンにとっても嬉しい限りだろう。

出典元:
http://sports.news.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=215&aid=0000462301

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