【興味津々】台湾プロ野球の呉志揚会長がニューヨークタイムズの記者と対面

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台湾も注目される国になる!?

近年、WBCをはじめ、プレミア12やウインターリーグの開催地として多くの国を招いている台湾。アジア地域における国際大会の拠点として重宝されつつある。これも棒球協会や台湾プロ野球が積極的に誘致活動をしていることが要因だ。

この状況に注目したある人物がいる。ニューヨークタイムズのケン・ベルソン記者だ。
彼は同新聞のスポーツビジネス担当として09年から活動している。 以前は東京でビジネス関連の記事を書いていたこともある。また、11年の東日本大震災の時には原発や津波についてレポートした経験ももつ。現在はニューヨークタイムズのアジア地域担当記者と手腕を発揮しているようだ。

ケン記者は近年の台湾野球発展に注目し、プロ野球会長の呉志揚氏にインタビューをした。

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写真:2月に来日していた呉志揚会長(中央)

 
今回、初めて対面した2人は台湾プロ野球の今後の目標や国際野球界で台湾が担う役割などを話し合ったという。その中で呉志揚会長は次のように語っている。

「昨年はウインターリーグが復活し、欧州チームを招くことができた。また、今年は日本プロ野球との交流戦も開催した。これからもNPBやKBO、WBSCといった国際野球組織とより親密な関係となって色々なことをやりたい」

ケン記者はこれまで台湾が開催した国際大会の中でもウインターリーグに興味を持ったそうで、会長が欧州チームの来台を望んでいたことに感銘を受けた。
これは元々、昨年3月に行われた侍ジャパンの強化試合で欧州選抜を招いたことがきっかけだ。当時、自身が野球殿堂博物館で時間を潰していると秘書など多くの関係者を引き連れて会長ご本人が現れたのだ。台湾の選手が一切、出場していなかったが来日していたのだ。その後、試合を観戦して「ぜひ、欧州選抜には台湾に来てほしい」と言っていた。

アジア地域の選手以外と試合や交流をすることは若い選手にとってもよい刺激になることを挙げながらも最近までは開催できるか心配していた呉志揚会長。オールスター戦明けに新情報を公開する予定だ。

ケン記者は最後に今後の目標について聞いた。それはファンからの声と同様に球団を増やすことだという。 そのためには各球団が平等な球団経営の方法を確立することが重要のようだ。これまで日本と意見交換をしているようだが、残念ながらその詳細は不明だ。

今回のインタビュー内容は7月中旬のニューヨークタイムズに掲載される。 台湾はこうして世界的に注目される話題がある。果たして、今の日本球界にはあるだろうか。野球賭博など悪いものが多く、今後が心配になってくる。熊崎勝彦コミッショナーも売り込んでみてはどうか。

出典元:
http://sports.ettoday.net/news/699006

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