いよいよ動き出す両雄。
ついに実現した。西武ライオンズと台湾・統一ライオンズによるコラボ企画のことだ。
2日前に当ブログで少しだけこのことを書いたところ、すぐに正式発表された。

写真:西武と統一のコラボ企画のロゴ
(出典:Number Web http://number.bunshun.jp/ud/pressrelease/573d6b9b7765614028000000)
日時は7月30,31日に台南市立棒球場、8月30,31日に西武プリンスドームで開催される。
実際はコラボというよりもお互いの球団を紹介するようなイメージだろう。
それぞれの場所にマスコットが登場し、PRする。
今回のイベントは規定路線だったようにも思える。
今年から統一の監督は郭泰源になり、西口文也を臨時コーチとして迎え入れた。また、西武は郭俊麟やC.C.リー、呉念庭といった台湾人選手が在籍、台湾デーも実施した。パ・リーグTVもFOXスポーツ台湾と業務提携を結んでいるため、リーグ全体で推している相手なのだ。
西武と統一は08年のアジアシリーズで対戦したことがあるが、これまで具体的な交流はしていなかった。現地記事を読む限りではオーナーの蘇泰安氏が提案したようだ。
開催が決まり、次のように語っている。
「今回、西武ライオンズと共同イベントができることはとても嬉しい。これで野球文化の相互理解にもなるし、ファンとの距離も近くなる。ぜひ、当日は球場に足を運んで一緒に楽しみたい」
自身はこの発言に大いに共感している。ただ、心配していることもある。それは何をもって「交流」と言えるのかということだ。
ただ、一緒にイベントをしたらそれで終わりだというのだろうか。それだけならばつまらない。
千葉ロッテとLamigoモンキーズがわかりやすい例だ。交流戦の実施や応援歌の交換といった具体的なことをしている。
2月に石垣島で開催された試合に行った際、Lamigoのグッズも販売されていた。普段は台湾限定の商品のため購入する日本のファンの姿もあった。
スタンドにいけば日本人も多くおり、応援歌の歌詞がわからなくとも見よう見まねで踊っている地元の人もいた。
「ファンとの距離が近くなる」というからには両球団のグッズ販売をしてほしい。理想は日本人が統一の、台湾人が西武のユニフォームを着て応援することだ。
そして、いつの日か交流戦を行えば最高の形となる。
まずは第一歩を踏み出した西武と統一。日台のライオンズが今後はどのように動くのか注目したい。
将来的には韓国のサムソンライオンズと中国の天津ライオンズも含めた対抗戦をしてほしい。
出典元:
http://sports.ettoday.net/news/701029