【再発防止】韓国プロ野球が新たなドーピング対策を実施

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いつの間にか行われる裏検査。

一見、華やかに見えるプロ野球には多くの問題がある。
過去を振り返ると日本では野球賭博、韓国はドーピング、台湾は八百長とアジア地域でも世間の信用を失墜させる出来事が起きているのだ。

昨年、ドーピング問題が起きたお隣の韓国ではその対策として大規模な検査を始めた。

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写真:韓国の国旗

現地にある対策委員会である「韓国ドーピング防止委員会」(KADA)では新たな取り組みとしてターゲットサンプルを抽出する。
これは一部の選手に限り、精密な血液検査などを導入して徹底的に禁止薬物使用者を摘出することを目的としている。

そのきっかけは昨年、ハンファイーグルスの選手からスタノゾロールという筋肉強化ステロイドが検出されたことから始まる。該当者はその後、過去最大となる30試合の出場停止処分を受けた。
今年は1回でも検査に引っかかればシーズンの半分となる72試合に出られない。一気に制裁が厳しくなったのだ。

今回実施するターゲットサンプルの対象者は主に昨年、飛躍的に成績を向上させた選手であるものの、まだ正式に概要などが決まっておらず無作為に選んでいるという。
既に検査は2回行っており、30人が参加した。結果はすべて陰性だったようだ。

KADAの検査は国際基準とはいえ、まだまだ油断ができない。前述のように成績優秀者が対象になるが、果たして誰が使用したのかはわからない。
今年から国内初のドーム球場ができたが、未だに打高投低が続いている。ちょうど昨年の同時期には全208試合中419本の本塁打が出たのに対し、今年は209試合中412本が飛び出している。
あまり数字的にも変わらないため判断しかねる状態だ。

ちなみに検査に3回引っかかれば永久追放となる。しかし、試合数が従来の128から144に増えたことで選手の成績が良くなったのは自然の流れだと思うが、今後はどのような検査を続けていくのだろうか。

最近は海外市場拡大を狙って活発に動いている韓国だが、しっかりと国内の問題にも直視するべきという正当な判断をしているのだろう。

出典元:
http://m.sports.naver.com/general/news/read.nhn?oid=076&aid=0002935798

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