日本行きもありうる超大型投手。
来る6月23日、巨人3軍は台湾遠征を行う。対戦するのは11月のワールドカップに出場予定の台湾U23代表だ。
現地ではこの試合を「未來之星賽」と呼んでいる。その名の通り、各球界の今後を担う金の卵たちが切磋琢磨する貴重な機会となる。
つい先日、他媒体の記事を読んだとき、コメントでは「いくらプロでも3軍では失礼ではないか」というものがあった。
確かにプロとアマの違いはあるが、試合をする選手の年齢はほぼ同じでありそんなに大差はないと考えている。
そんな対戦する台湾代表には注目すべき投手がいる。昨年のウインターリーグで抑えを務めていた廖任磊だ。

写真: 超大型右腕の廖任磊
(出典:自由體育 http://sports.ltn.com.tw/news/breakingnews/1507650)
彼はとにかくデカい。身長201センチ 体重120キロという日本でもそう見ることが出来ない恵まれた体を持っている。
投手としては最速154キロを投げ、対戦したNPB関係者を驚愕させた。
10年に岡山共生高校の留学生として来日した経験がある。また、14年にはパイレーツとマイナー契約を結んで2年間プレーした。
台湾に戻った後はアマチュア代表監督も兼任する郭李建夫(元阪神)が率いる開南大学に戻っている。
このような逸材をアメリカや日本が放っておくはずがない。ウインターリーグでは抑えとして8イニングを投げ2失点 防御率1.50だ。 驚くのは奪三振数で数は20個、率にすると15. 00だという。
この成績から再度、注目の的となった。
今年は郭李監督の元、シーズン中の調整の仕方や心構えを学んでいるという。
試合後に即、監督と反省点を話し合い改善しているという。すべてがプロ行きを意識した練習をしている。
廖任磊は2度目となる海外でのプレーを楽しみにしているようでU23ワールドカップも控えているが既に見据えているのはメジャーか日本球界だ。
まずは巨人3軍との試合がアピールの場となる。昨年のように巨体と直球で周りを唸らせてほしい。
出典元:
http://sports.ltn.com.tw/news/breakingnews/1709331