【第4回WBC】韓国代表の大きな悩み。立ちふさがる右腕不足の壁

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台湾も注目するライバルの動き。

第4回WBCを来年に控え、韓国と台湾との間ではアジアラウンドの開催権を巡って闘いが繰り広げられていた。
しかし、台湾が建設中だった台北ドームの完成のめどが立たないこともあり撤退した。これで日韓両国で行われる可能性が高くなった。

たとえ、敗れても本戦で対戦する場合もあるためライバルの動きは常にチェックしている。今回は台湾から出た韓国情報についてだ。

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写真:プレミア12準決勝の対戦カード

去る5月下旬、韓国野球委員会(KBO)がWBCに向けて初会議を行ったという。既に組織の中には「WBC準備委員会」なるものがあり、プレミア12で監督を務めたキム・インシク氏ほか、コーチとして彼を支えた3人が顔を揃えている。

行われた会議では今後の動きについての確認がされた。8月までに代表候補を50人に絞り、11月に最終メンバーの28人が決まることになった。

そして1番の悩みどころとされる監督人選。こちらも8月には発表されるようだ。
これまでの規定だった「現役監督か前年の韓国シリーズ優勝チームの監督」が撤廃されたことで多くの候補者を挙げることができる。
昨年のプレミア12ではこれがネックとなって監督選びに苦戦していた。

大体の日程は決まったものの、選手はどうするのか。野手陣はメジャー組のパク・ビョンホ(ツインズ)を筆頭にイ・デホ(マリナーズ)やカン・ジョンホ(パイレーツ)などを選べば問題はないのだが、逆に投手陣を心配しているという。

頭に浮かんでくるのは日本でもお馴染みのキム・グァンヒョン(SK)や阪神が狙っているヤン・ヒョンジョン(KIA)、プレミア12での好投が光ったチャ・ウチャン(サムソン)らだ。彼らは全員左腕なのだ。

右腕といえば一時期、メジャーに行ったユン・ソクミン(KIA)、日本と関係があるオ・スンファン(カージナルス)やイ・デウン(千葉ロッテ)だろうか。
それでも大会日程を考えても右腕が不足している状態だ。

プレミア12で投手コーチを務めたソン・ジヌ氏は次のように語っている。

「韓国の投手陣は他国よりも弱いと思っている。プレミア12でも中継ぎ陣は苦戦したし、打者陣と比べれば成長も遅い。左腕が多いならそれで勝つ方法を考えなければならない」

監督選びは順調に事が運べそうだが、今年も選手選びには苦戦しそうだ。
それに対して日本は「侍ジャパン」という土台があるため、オフまで何もしなくても大会ではよいところまでいける。これが大きな強みだろう。

出典元:
http://mnews.tvbs.com.tw/sports/detail.html?s=news-657053

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