チーム関係者も心配する優勝のXデー。
台湾プロ野球はもうすぐ前期シーズンが終了する。郭泰源率いる統一ライオンズはLamigoモンキーズと並んで3位に位置付けている。(6月6日現在) トップは開幕からわずか11試合でチーム100得点という驚異的な打線を擁する中信兄弟だ。今、マジック3と優勝目前の状態だ。
日本ではすでに梅雨入り。台湾では5月から6月にかけて雨が多く、ドーム球場がないことから中止になる場合が多い。5日に行われる予定だった統一戦が中止になってしまったものの、2位につけていた義大ライノスが敗れたためマジックが1つ減り、現在に至っている。果たして、ファンが歓喜する瞬間はいつになるのだろうか。
映像:100試合連続出塁となる左安を放った林智勝
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=AUpCaGxpscA )
優勝が決まった場合、もちろん祝賀会をする。しかし、問題なのが今後の天気と場所だ。これから3日先は雷雨の予報になっており、中止の可能性がある。また、試合ができたとして最速で9日に優勝決定予定になっているがこの日はビジターゲーム。Lamigoが本拠地としている桃園国際球場で対戦する。
もし、勝った場合はどうするのか、現地のファンはそのことを心配している。
球団によると桃園で決まった場合はLamigo側の協力を得て同様に行うという。台湾球界において優勝の瞬間は紙テープが球場に投げ込まれる。自身は公式戦ではないが「その時」に立ち会っている。14年11月の21Uワールドカップにおいて台湾が日本に勝利した瞬間に青い紙テープがスタンドを包んだ。
写真:14年の21Uワールドカップ 優勝決定の瞬間に投げ込まれた紙テープ
本来ならばたとえビジターでも後日、本拠地に戻って改めて祝賀会をする。しかし、天気が心配のために前倒しで行うことも考えているようだ。中信兄弟のチームカラーは黄色。Lamigoの青を黄色に染めるのか、それとも本拠地に戻って盛大に祝うのかはすべては自然の力に左右される。
本拠地である台中インターコンチネンタル球場で決まった場合は自由に祝うことができる。台中に戻るのは10日。自身は9日から今年初となる台湾に行くことになっており、無事に日程が進めば現地から歓喜の様子をお伝えすることができる。
中信兄弟のファンである現地の友人の情報によると10日からの3連戦のチケットは売れ行きが好調で完売の可能性がある。特に10日には満員になる予定だ。自身もその中にいることになるが、天気が心配だ。
球団の楊培宏氏も同じように心配しており、次のように話している。
「7日から開催される試合状況を見て祝賀会をどのようにするか決めたい。今週は天気が不安定で本拠地の台中地域は雨が降る確率が高いので気になるところだ」
もし、中止になった場合はこちらとしてもネタに困るが、開催されるようにてるてる坊主でもつくろうと思う。
出典元:
http://sports.ettoday.net/news/712222