ほぼ決められている球場グルメ。
台湾取材のレポートを続ける予定だったが、まさかの義大ライノスの身売りのニュースが飛び込んできた。明らかになった16日から現地では新たな買い手を探したり、会長の呉志揚氏のコメントを求めたりとメディアもてんやわんやしている状態だ。
当ブログではこの動向を追いつつも、しっかりとレポートを続けたい。今回はグルメについてだ。
いきなり何かを作っている店員の様子の写真を出してみた。これは高雄・澄清湖球場で撮影したものだ。英語で書いているため、これはなにかわかるだろう。ホットドックだ。ちなみに中国語では直訳すると「アメリカ大熱犬」となる。確かに言葉をそのまま漢字にすると決して間違いではない。確かに「熱い犬」で「ホットドック」だ。
これまで見てきた21Uワールドカップやプレミア12の会場でも普通に売っていた。日本の観戦スタイルといえばビールを片手にのんびりとプレーをみるがあまりこのようなスタイルを見かけない。ちなみに実物はこれだ。
なぜか串刺しになっている。てっきり手づかみで食べるのかと思えばそうではないのだ。見た目はおいしそうだが実際はいかがなものだろう。
統一ライオンズがホームとして試合をしたこの日はグッズショップのとなりにアイスクリームが売られていた。
この球場アイスはバニラとチョコ、そしてミックスがある。アイスクリーム屋のはずだが、一緒にポップコーンもメニューの中に加えられていた。一昨年夏には社会人野球で期間限定のリーグが存在したことがあり、その名前がポップコーン(爆米花)リーグだった。統一は子どもファンに向けを中心に物が作られているようだ。
アイス売り場の後方には日本でも人気?のキャラクター「ぐてたま」の絵があった。名前の通り、卵焼きのようだ。ちなみに味は少し油っこい。これに限らず台湾の食べ物は味が濃いものが多い。好き嫌いが分かれるだろう。
ちなみに統一という会社はパンを作っており、その1つに「統一パン」がある。
普段は室内で販売いているのだが、試合が始まりしばらく経つとスタンドを歩き回る。日本ならばビールの売り子さんがくるが、台湾の球場ではそう見たことがない。食べ物ばかりが来るのだ。先ほど紹介したポップコーンもやってくる。
では本当にビールはないのか。決してそのようなことはなく、中にあるセブンイレブンで販売されている。だが、ファンの多くは自分の席に戻ってゆっくり飲むのではなく、買ったその場で飲むのが多い。あまり球場アクセスが良いとは言えない中で原付社会の台湾は家で飲む派がいるようだ。
印象としては物足りない感じだった。暇さえあればダンスをする応援スタイルならばより種類も豊富にして体力を蓄えるべきなのではないだろうか。そんなつぶやきをした高雄・澄清湖球場でのグルメだった。