【緊急開催】張泰山が台湾の若手選手のために講演会を開く

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先輩から後輩へ。

義大ライノス身売りのニュースでプロ球界が騒然としている台湾。その一方でアマチュアチームは国際試合に臨んでいる。
台中では中国チームとの交流戦、日本では独立リーグと対戦する。

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ちなみに来日しているのはTOPCOファルコンズ。以前から台湾プロ野球参入を目指していた社会人チームの強豪だ。
しかし、最近になって関西のベースボールファーストリーグの仲間入りをする意思を示しているため、今後はどうしたいのか不透明だ。

そんなファルコンズの面々は19日に徳島インディゴソックスと試合予定だったが、雨で中止になった。その代わり、徳島から張泰山が派遣され、選手向けに講演会を行ったのだ。

張泰山は今や徳島のどこに行っても誰もが知るほどの有名人になった。元々は台湾初の2000本安打を達成した実績もあり母国でも人気ぶりは衰えない。

この講演会の内容はは張泰山が自らの野球人生を振り返り、プロ入りを目指す選手達にアドバイスをするものだった。
彼が強調したのは準備とライバルの存在だった。

「プロに行きたいと思うのはよいことだ。だが、その思いを実現させるための準備はできているだろうか。また、どれほどの競争相手がいるか理解しているだろうか」

張泰山は徳島に来てからというもの独立リーグでの日々に刺激を受けているという。
これまでは安定した給料を貰っていた立場から1試合、1試合結果を出さなければ生活ができなくな可能性がある立場になったのだ。この環境の変化について次のように話している。

「若い選手は練習の時からがむしゃらになっている。ベースランニングでもバッティングでもひたむきさ、必死さが伝わってくる。彼らはこのような厳しい環境を経てプロになる」

講演会はすべての選手達により必死さがあれば台湾と日本、どちらの野球も強くなると断言して締めくくった。
今回の交流戦でファルコンズは何を得るのだろうか。

台湾の至宝である張泰山は母国の野球レベル向上のために活躍したのだ。
そろそろ台湾球界ではドラフト会議が開催される。講演を聞いた選手の中からどれほどの人数がプロに行くのだろう。とても楽しみだ。

出典元:
http://sports.ettoday.net/news/719485

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