現役引退後も選手育成に尽力。
先日の台湾取材の紹介もひと段落して通常営業に戻る。さっそく、韓国や台湾球界のニュースを探していたところインド人の友人から久々に連絡が来た。名前はナヴェーン・クマールさんといい、彼は国内で投手をしている。
投手は投手でも野球とソフトボールの二刀流だ。インド内の大会では最優秀投手を獲得した実績も持っている。そんな彼が驚きの写真を見せてくれた。それがこれだ。
さて、この右の人物は一体誰なのか。聞いたところ、名前はディネシュ・パテルという。聞き覚えがある方もいるのではないか。そう、インド人初のメジャー球団に入団した選手の1人なのだ。日本では14年に映画公開もされた「ミリオンダラー・アーム」に登場した右腕投手の本人だ。
パテル氏はシンク・シンと09年にパイレーツに入団したものの、わずか2年で解雇されている。成績はルーキーリーグで15試合に登板し1勝0敗1セーブだった。その後は引退し、母国・インドに戻って野球指導を行っているという。
ナヴェーンさんによるとこれは5ヶ月前に撮影されたものだという。パテル氏から投球指導を受けたようでその時の球速は87マイル(約140キロ)だったと自身に教えてくれた。来年からニュージーランドでプレーする予定で今はその準備をしている。
ニュージーランドといえば清水直行氏。新潟アルビレックスBCには13年WBCの代表選手だったをボス・モアナロアを紹介している。つまり、ボス同様にナヴェーンさんも現地で清水氏の指導を受けることができるかもしれない。
自身は今、ナヴェーンさんにパテル氏の指導を受けたときの出来事を聞いている。喜んで教えてくれるとのことで返事が来てから改めてこの内容について書きたい。最近はなぜかインド球界関係者からの連絡が多いため、近いうちに現地へ取材に行くことになるだろう。 その際はパテル氏にも会い、インタビューをする予定だ。