【あの人はいま】1軍復帰を目指すイム・チャンヨン。練習試合で最速146キロ

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1軍復帰へ最終調整完了。

18年ぶりに古巣・KIAタイガースに帰ってきたイム・チャンヨン。これまでは海外賭博の影響で試合に出ることができなかった。たとえ実践で投げられなくともランニングやキャッチボールなどで調整を続けてきた。

球団によると7月1日から1軍復帰可能だという。これは公式Facebookからの情報だ。いよいよ国を代表するクローザーがマウンドに帰ってくる。

映像:インタビューを受けるイム・チャンヨン
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=SFpvQE2V8g0) 

復帰間近とはいえ、いくら何でも実践登板なしで戻ることはない。処分が解けた後、25日と26日に行われたサムソンライオンズ3軍との試合に出場した。どうやら公式戦ではなく練習試合の位置づけのようだ。自身はこの時点で韓国にも3軍があることを初めて知ることになった。まだまだ勉強不足である。

まずは25日の試合。4対3でリードしている9回にマウンドに立った。結果は18球を投げて被安打3 失点2と今後に不安を残す内容となった。 
翌日の26日は10対10の場面で9回から登場し、15球で被安打0 奪三振1 無失点に抑えた。この日の最速は146キロだった。

チームとしても彼の復帰は朗報でしかない。26日現在で6位であり夏場を控えた今、4連勝と波に乗っている。プレーオフに進出するためにはもう1つ順位を上げなければならないが主砲のイ・ボムホが打線をけん引し、試合をイム・チャンヨンが締めれば最高の形となる。どうやら1年間、ケガで離脱していた選手も帰ってくるようで徐々に戦力が整っていく。

イム・チャンヨンも40歳という不惑の年を迎えた。昨年はサムソンの抑えとして33セーブを挙げてタイトルを獲得した。賭博の件がなければプレミア12で日本のマウンドで投げる姿を見ることができたかもしれない。
去る09年WBCでは国民から戦犯扱いされバッシングを受け、昨年の賭博と波乱万丈の野球人生を送ってきた。半年前には引退も考えたこともあったようだが、諦めることなくここまできた。KIA復帰が決まった時には年俸をすべて寄付するなど現役続行に感謝を示していた。

ヤクルト時代の160キロは今でも忘れない。日本にいたからということもあるが、彼がマウンドで躍動する姿をもう1度見たい。後半戦からの出場となるが、チームのプレーオフ進出のカギを握っていることは間違いない。

出典元:
http://sports.news.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=109&aid=0003345882

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