いつの間にか行われる世界をかけた戦い。
当ブログではアジア野球の情報を紹介している。基本は韓国・台湾プロ球界が中心ではあるが、時には中国やインド、ラオスなど友人のつてを通じて他国のことについても 書いている。
最近、インド人の友人から次のようなメッセージが来た。
「今、韓国にいるよ。コチョクスカイドームでプロ野球を観ているんだ」
自身はこれを読んであることを思い出した。それは約1ヶ月前、LGインド支社が国内野球発展のために支援するという発表だ。今回、この話をしてくれた友人は野球アカデミーでコーチをしている。てっきりLGの協力で現地に行っているかと思っていたが、決してそうではなかった。
映像:15年リトルリーグワールドシリーズの様子
今年8月、アメリカでリトルリーグワールドシリーズが開催される。韓国では、リトルの最高峰と言える大会の出場権を賭けたアジア予選が行われている。参加しているのは次の11チームだ。
出場国一覧
【Aグループ】
韓国
ドバイ
グアム北マリアナ諸島
フィリピン
グアム
インド
【Bグループ】
サウジアラビア
香港
台湾
タイ
中国
ちなみに昨年のワールドシリーズは日本が世界一になった。出場した東京北砂リトルには清宮幸太郎(早実)の弟、福太郎も在籍していた。友人から大会の存在を教えてもらい早朝4時から試合を観ていた。時差に苦しめられていたため、今でも鮮明に覚えている。
ワールドシリーズではMLBのようにアメリカのチーム同士の試合ではなく、文字通りに世界8地域からチームが集結して世界一の座を争う。アジア地域は「日本」と「アジア・太平洋」の2つのカテゴリーに分かれていて、日本は7月頃に行われる全日本選手権の優勝チームがそのまま代表となる。
現在、韓国で行われているのはもう一方の「アジア・ 太平洋」の代表を決める大会なのだ。昨年は台湾が優勝している。
日程は6月25日から7月1日まで。ここまで4日目を終えてAグループは韓国が4勝、Bグループは台湾が3勝とそれぞれトップに立っている。自身が注目しているインドは残念ながら4戦全敗、すべて2桁失点と散々たる結果だ。
より早くこの大会の存在を知っていれば取材に行っていただろう。今は結果でしか判断はできないが、アジア地域でも小規模ながら世界一を目指して小さな戦士達が汗を流している。日本では一切、情報が流れてこないため世界中のどれほどの国に野球があるのか未知な部分が多い。プロリーグの有り無しにこだわらず、年代別のカテゴリーにも目を向けると 視野を広く楽しんで試合を観ることができるかもしれない。
出典元:
http://www.gameone.kr/league/state/regist?lig_idx=10168