【快挙達成】元西武のマイケル・ボウデンが韓国でノーヒットノーラン

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異国の地で偉業達成。

海外のリーグでプレーすることは技術面だけではなく環境への適応能力も重要になってくる。特に助っ人選手の場合は入団して即、結果を出さなければならないためひと苦労だろう。日本球界では思うような成績を残すことができなくても他国で驚くことを成し遂げてしまうこともある。

昨日30日、球界に名を残したNPB経験者がいる。14年に西武に在籍したマイケル・ボウデンだ。

 

映像:1試合に2つのボークをしたボウデン
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=FIm28OBO4JI) 

ボウデンは150キロの直球とフォークが武器だ。主に中継ぎとして36試合 2勝1敗5ホールド 防御率4.50の成績を残した。球団としては期待していた数字ではなかったため、シーズン終了を待たずに解雇した。

西武時代はあまり目立たなかったものの、彼は今、韓国・トゥサンベアーズで先発として投げている。30日のNCダイノス戦で2桁10勝目を挙げただけではなく、ノーヒットノーランという快挙も成し遂げた。
投球数139、四死球4 奪三振9で史上13人目となるノーヒッターとなった。昨年は同チームのユネスキー・マヤも達成しており、韓国球界では3年連続で海外出身投手が球史に名を残した。
 

初回にいきなり四球を出したものの、150キロに迫る直球を中心にNC打線を抑えていった。幸運?なことに22本塁打(30日現在) を放っているエリック・テイムズが休養でスタメンから外れたため、あまり脅威を感じることはなかった。
直球に強いと言われる韓国人打者もボウデンの球に手も足も出なかったが、球数を多く投げさせるのが精一杯だったようだ。7回までで100球越え、8回で124球だ。普通なら7回で降板させてもよいが、ノーヒットのため替えることもできない。そのまま最終回に突入した。

先頭打者を三振、次の打者を二ゴロに抑えて迎えたのは昨年のプレミア12韓国代表のメンバーだったナ・ソンボム。昨季は184安打を放った安打製造機との対決だ。ボウデンは直球で空振り三振に打ち取り、試合を終えた。その直後、チームメイトがマウンドに集まり、彼を祝福。今も首位を走っているものの、既に優勝したかのような喜びようだ。

前半戦だけで既に10勝を記録。このままいけば15勝以上、最多勝も夢ではない。しかし、後半戦で調子を崩せば戦力外になる可能性は十分にある。昨年はノーヒッターとなったマヤが途中退団した。偉大な記録とはいえ、シーズン全体でみれば144試合のうちの1勝でしかない。韓国では3試合連続で5失点以上すれば去就が危なくなってしまう。日本なら2軍調整だが、そうも簡単にはいかない。

喜ぶのは本日1日の試合前まで。次の登板に向けて調整を続けるのみだ。いつクビを切られるかわからない世界。それが助っ人選手の宿命だ。

出典元:
http://sports.news.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=076&aid=0002952186

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