友好月間スタート。
台湾球界では日本とは違い、前後期制で行われている。それぞれ60試合こなして全120試合だ。
7月1日から後半戦が始まった。オールスター戦はもちろん、台湾人初のメジャーリーガー、陳金鋒(Lamigo)の引退試合など大きなイベントを控えている。
7月、8月は2ヶ月にわたり統一ライオンズと西武ライオンズが共同でイベントを行う。先に統一が7月30, 31日を「西武ライオンズデー」と銘打ち、先陣を切る。
写真:統一・西武による共同イベント告知
(出典:統一ライオンズ公式Facebookページ https://m.facebook.com/unilions/)
ホームの台南市立球場は既に共同イベントの雰囲気に包まれているようだ。球場内外の装飾、告知用の旗、ユニフォームにはロゴが刺繍されていたりと探せばきりがないほどだ。
「西武ライオンズデー」としてイベントをするのは30,31日なのだが、先取りのような形で7月いっぱいは西武を推していく。日にちは9,10,30,31日の4日間だ。
9日はいきなりビックイベントだ。
「AKD砲」の一角、秋山幸二が台南にやってくる。そして、ファンと写真撮影会をする。統一のファンクラブに入会している30人限定で本人写真を撮ることができる。
これは5月まで臨時コーチを務めていた西口文也が帰国直前に行ったことと同じだ。
また、秋山はこの日の試合の始球式もする。
この4試合は台湾にいながらまるで西武プリンスドームにいるような気分を味わうことができる。
チーム独自の旗応援はもちろん、選手名入りタオルも使用する。また、7回裏には応援歌を歌い、ジェット風船も飛ばす。
日本では「ラッキーセブン」と言うが、台湾では「ラッキーエイト」だ。応援歌は8回裏後に歌うため、いつもと違う感覚だろう。
グッズはまだすべて発表にはなってはいないが、西武鉄道のオリジナルグッズが販売されるという。
試合中にはマスコットのレオやBlue Legendsも駆けつける。普段はオレンジで染まる球場も西武の青にもなるのだ。
郭泰源が監督を務め、西口をはじめ、西武OBをコーチとして招いている。これは共同イベントをやるしかないと思っていた。ついに実現に至り、日台のライオンズが交流を始めた。
以前はアジアシリーズで対戦したことはあるものの、交流戦は未だにない。
今回のイベントをきっかけにしてぜひ、試合をしてほしい。
以前から噂になっているアジアリーグ構想も今後によっては前進するかもしれない。
出典元:
http://sports.ettoday.net/news/727208