隣国でも人気は絶大。
昨日、釜山から帰国し現地で撮影した写真を整理している。ソフトバンク三軍のほかにネタを仕入れたため、少しでも紹介したい。
自身は海外に行くと球場のほかに必ず書店に行く。なぜなら品揃えで現地のファンがどのようなことに関心を持っているのか調査するためだ。
今回は教保文庫(釜山店)を訪れた。ここは韓国国内最大ともいえる本の多さを誇る書店の支店だ。以前はソウル店にも行ったことがあり、スポーツはもちろん、小説や学習参考書、漫画などジャンルが豊富だ。
到着するとすぐに野球コーナーを探し、品揃えをみる。そこで見慣れた人物の写真が載っているものを見つけた。それはこれだ。
通算3085安打の記録保持者であり、毎週日曜日の朝の顔でもある張本勲の本だ。タイトルは「日本の偉人 チャン・フン」となっていた。
内容としては東映入団から引退するまでの選手生活を振り返るというもの。初安打から初ホームラン、首位打者獲得など出来事を細かく解説している。
韓国プロ野球黎明期には白仁天がシーズン4割、福士敬章(故人)が30勝など日本球界に在籍した選手達が活躍。張本自身は既に引退しており、韓国ではプレーしなかったが偉大な人物として慕われている。
近年、現地では歴代の選手や監督に焦点を当てたドキュメンタリーが放送されている。張本はときどき、証言者として登場する。ほぼ日本語で話しているものの、たまに韓国語を混ぜたりする。
彼の韓国での活動は全く聞かないが、こうして個人的な本が出版されるということは現地での人気度が高いということではないか。
これから書いている内容をじっくりと読んでみたい。