ライバルを倒し、優勝へ。
今年8月下旬から9月初旬にかけて台湾・台中で行われるU18アジア選手権。出場国は日本をはじめ、韓国や台湾など8ヶ国だ。日本代表はほぼ全員が甲子園ベスト8以上の高校から選出される。
大会まであと約1ヶ月半。既に本番に向けて準備を始めているところがある。それが台湾だ。
写真:台湾代表を応援するファン
台湾U18代表は07年に同大会を初制覇した。当時は黄志龍(元巨人)を擁し、決勝では韓国と対戦。結果は1対0で見事にエース同士の投げ合いに勝利した。その後、09年は2位となり11年と14年に3位としばらく優勝がない。
9年ぶりの悲願に向けてチームは代表合宿を行っている。優勝のほかにもう1つ目標がある。それが打倒、韓国だ。
日本と同様に韓国を強く意識している台湾ではU18に限らず、全世代で全力で勝ちにいこうとしている。特に今年の韓国の投手陣を警戒しているという。
なぜなら10人以上が145キロ以上を投げる情報を掴んでいるからだ。中には150キロの投手もいる。
台湾は速球対策として打撃練習時の球のスピードを速くして目や体を慣れさせようとしている。しかし、チームを率いる蔡明堂監督は次ように話している。
「打撃練習ばかりに時間は割いてはいられないし、全員が急ピッチで調整するのは難しい。だからゆっくり調子を上げながら本番に臨んでほしい」
まずは8月に入るまでは体力強化を中心に行い、大会2週間前から試合を含めた実践練習を行うという。約6試合ほどこなす予定だ。
対戦相手は社会人チーム、そしてU23代表だ。
我が日本は甲子園が終わらなければ事が進まない。わずか数日の合宿をするだけでも大会では常に上位に入る。ここが日本野球の下積みがしっかりしている証拠だといえる。
まだ台湾現地では日本について言及されてはいないが、まずは韓国を倒してからになるだろう。既に闘いは始まっているのだ。
出典元:
http://sports.ettoday.net/news/734710