海の向こうでも球宴。
日本プロ野球オールスター第2戦は5対5の引き分けに終わったものの、大谷翔平(日本ハム)が本塁打を含む3安打2打点の活躍でMVPに選ばれた。二刀流はどこまで続くのか。もう彼のような選手は出現しないだろう。ひとまず100勝100本塁打を目指してほしいと思う。
日本でも盛り上がった夢の球宴は海の向こうの台湾でも本日16日から2日間にわたって開催される。場所は台北にある新荘球場。第1戦は8対6で紅チームが勝利した。
写真;先発メンバー
4球団しかない台湾球界ではそれぞれ2チームずつ、紅白に分かれて試合をする。紅チームがLamigoモンキーズと統一ライオンズ、白チームは中信兄弟と義大ライノスの選手達で構成された。
上の写真は第1戦のスタメン一覧なのだが、奇妙な現象が起きている。白チームの選手が全員、中信兄弟の選手なのだ。いくら驚異的な打線で前期優勝を果たしたとはいえ、これでは球宴でもなんでもない。少し、残念だ。
それでも両チームの先発投手は王溢正(Lamigo)と鄭凱文(中信兄弟)と日本球界を経験した2人だ。今となっては各チームのエースを務めている。
王溢正は1回を投げて被安打2 失点0、一方の鄭凱文は2回途中 被安打3 失点1でマウンドを降りた。
その2人の後を継いだ選手もこれまた日本と関係がある選手が登場した。紅チームはオーランド・ロマン(Lamigo)、白チームは蕭一傑(義大)だ。お互いにチームの先発ローテーションの一角として投手陣を支えている。
ロマンは1回を投げて安打も許さない完璧な投球を披露した。また、蕭一傑は1回途中で被安打2 失点2 被本塁打1と苦い結果となった。その後、紅チームは1人1回の継投、白チームは8人と全体で17人の投手がマウンドに立ったことになる。これこそ球宴の見所の1つだ。
野手では陽耀勲(Lamigo)も出場した。5回に代打で登場しなんと、代打本塁打を放った。その後も安打を重ねて結果は2打数2安打1打点の活躍でチームの勝利に貢献した。
この試合、多くのファンが注目していたのは今季限りでの現役引退を表明している陳金鋒の出場だ。最後の年だというのに前半戦は12本塁打と好調を維持しており、本当に辞める必要があるのかという声が飛んでいる。オールスター戦ではオリジナルTシャツも配布され、球場全体でレジェンドの出場を盛り上げた。
肝心の打席結果は3打数1安打1打点。3回に迎えた第2打席には左翼への二塁打を放った。指名打者で出場していたがその後、ファンも誰もが予想していなかったであろう事態が起こる。なんと、彼が一塁の守備に就いたのだ。元々は外野手の陳金鋒が同ポジションを守るのは04年のドジャース時代以来、12年ぶりとなった。
そんな嬉しい?イベントもありながらも第1戦は幕を閉じた。日本のファンにとっても楽しめる内容になったに違いない。明日は第2戦が行われるが、どのようなお祭りが見れるのか楽しみだ。
出典元;
http://sports.ettoday.net/news/736734?from=fb_et_baseball