【あの人はいま】西武退団のアンディ・バンヘッケン。韓国球界に復帰か!?

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絶賛、就活中。

日本プロ野球は本日から後半戦が始まった。オールスターが終わり、これからはクライマックスシリーズに向けて各球団がさらなるし烈な戦いを繰り広げる。 11月にある侍ジャパンの強化試合の日程も決まり、ファンにとっては野球と触れ合える機会が続く。

その裏で選手は自らの野球人生を賭けて就活している者もいる。それはオールスター開催直前で西武をクビになったアンディ・バンヘッケンだ。

 
映像:意気揚々と入団会見に臨んだバンヘッケン
(出典:You tube https://www.youtube.com/watch?v=80nwLpGUafg) 

西武入団前には韓国・ネクセンヒーローズで4年連続2桁勝利、14年には20勝を挙げてパク・ビョンホ(現ツインズ)と共にチームをけん引した。150イニング以上投げられるスタミナを武器に先発ローテーションの一角として期待されての日本球界入りだった。 

しかし、フタを開けてみればファンにとってはその期待はすべて裏切られた。先発すれば打たれるの繰り返しで結果は10試合で0勝4敗 防御率6.31と数字を残すことはできなかった。本人はチャンスが欲しいと申し出ていたようだが、もう既に遅し。球団は見切りをつけたのだ。

ウェーバー公示をされたことで1週間、他球団からの申し出を待つことになる。それがなければ自由契約となるが、これまで同様なケースで手を挙げたところは聞いたことがない。そのため、彼は自動的に日本を去ることになるだろう。果たして、その後はどうなるのか。

もう既に獲得が有力とされている球団が存在する。それは韓国・KTウィズだ。現在、KTは最下位の10位に沈んでおり、チーム防御率こそ5.62で全体でみれば7位だが、決してよい数字とは言えない。また、助っ人選手の入れ替えが激しい韓国において、現時点で可能なところといえばKTくらいしか残っていないという。

ここで問題となるのが球団の保有権だ。バンヘッケンが韓国に戻るとなれば最初の選択肢はKTではなく、ネクセンにある。昨年11月25日にネクセンは再契約の意志を示していたが、西武側から移籍料をもらう代わりに保有権を譲渡した過程がある。つまり、韓国国内ではネクセンが権利を持っているのだ。ただし、これを破棄すれば他球団に移籍することができる。これは球団次第のため、そう難しいことではない。

あとは1番重要となる部分、戦力になれるかどうかだ。西武では一軍では未勝利だったものの、二軍では5試合に登板して2勝0敗 防御率0.95と好成績だったため、まだ検討の余地がある。裏では彼がいつ韓国に戻って来てもよいように球団関係者が状態をチェックしていたという話もあるそうだ。
スタミナは問題ないだろう。懸念材料として球速がある。 140キロにも満たない球で果たして韓国で投げられるのか。年齢も36歳のためどこまで活躍できるのか不安材料なところだ。

KT側はまだ何も獲得意思は示してはいないが、最下位に沈む以上は何か手を打たなければならない。4年連続2桁勝利は過去の話。しかし、環境に慣れているという点を考えれば迎え入れてもよいのではないか。

出典元:
http://sports.chosun.com/news/news.htm?id=201607190100141240010101&ServiceDate=20160718

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