今年もやってくる冬の風物詩。
昨年から復活したアジアウインターリーグ。台湾で行われた若手武者修行の機会は今年も同じ場所で開催される。プロ野球のレギュラーシーズン中でもその裏で少しずつ構想が練られている。
前回は初めて欧州選抜が参加したが、15試合でわずか1勝しかできなかった。しかし、彼らのプレーを見た台湾のファンは喜んだ。これを受けて今年も継続が決定した。
今のところ決まっているのは開始日と参加チーム数だ。本日(25日)に発表された内容によると11月26日から始まり12月18日の約1ヶ月間、若手選手達がしのぎを削る。参加するのは日本のNPB選抜が2チーム、台湾のCPBLとアマチュアチーム、韓国と欧州の6チームだ。以前は中国も出るという話もあったが、いつの間にかなくなっている。
参加2年目を迎えたアジアウインターリーグでは欧州選抜がリベンジするために闘志を燃やしているという。昨年はフランスやドイツ、イタリアなど各国のリーグに所属する選手達のみで構成されていたが、今回はマイナーリーガーもチームに加えるという。
台湾プロ野球の秘書長である朱康震氏は「ウインターリーグは1日3試合行う予定だ。また、クリスマス前には終わらせたい。なぜなら欧州選抜の選手達にとってこの日は1年の中で1番大切な行事だからだ」と話している。
過去、このリーグでは12年に山田哲人(ヤクルト)が、昨年は岡本和真(巨人)や岩貞祐太(阪神)らが参加して修行を積んだ。翌シーズンにすぐ結果が出るかはその選手次第。山田は周知の通りトリプルスリーを達成した。まだ日本側の陣容が決まっていないが、各球団の有望選手の状態をチェックするチャンスだ。
今年のウインターリーグは10月頃には全詳細がわかることだろう。シーズンが終わっても世界には冬の野球がある。ファンにとってはたまらない。
出典元:
http://sports.ettoday.net/news/742079