【17年WBC】台湾代表監督は9月初旬までに決定。人選後の課題は投手陣

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夏から動く、アジアの強豪。

第4回WBCまであと8ヶ月ほど。我が侍ジャパンは目標とする世界一奪還に向け、構想を考えなければならない時期にさしかかっている。

他国と比べて強みなのは代表専門組織が存在し、なおかつ野球レベルが元々高いことだ。
13年WBCまでは監督人選に時間を要していたが、解消されたことでシーズン中に選手の状態を確認しながら大会への準備ができる。

その一方で日本のように代表専門組織がないところはイチから協議する必要がある。そこでさっそく台湾が動き出した。

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昨日(26日)、台湾プロアマの両組織が会合を開き来年の本番に向けて行動計画を話し合った。
今回はお互いの意見交換のみで終わったようだ。

その中で出たものとしては監督・選手人選の日程だ。監督に関して8月下旬か9月初旬までには決定するという。条件はプロで監督経験がある者。昨年のプレミア12のときと似た首脳陣となりそうだ。
候補となるのは郭泰源(統一)と呉復連(中信兄弟)の2人。

郭泰源はプレミア12で久々に代表監督に復帰した。大会では約30年ぶりにキューバに勝利するなどファンを熱狂させたが、結果は予選敗退。最低ラインのベスト8にも入ることができず、敗戦直後は批判もされた。しかし、今回も監督続投を望む声が多い。

呉復連は呉念庭(西武)の父親。前後期制の台湾球界においてチームに14年ぶりとなる前期優勝をもたらした監督だ。国際試合でもコーチとして関わっており、経験が豊富だ。

どちらかが監督になったとしてもこの2人を中心に組閣されるだろう。4球団しかない台湾では試合日程を考えれば物足りないが、首脳陣選出にはあまり時間をかけずに済む。

肝心の選手については11月に候補の60人を決めた後、最終メンバーの28人は来年の1月か2月にわかるという。計画を立てるのがよいが、台湾球界の悩みは未だに解消されない。それは投手陣の編成だ。

MLBは来年のWBCでメジャー所属選手の出場させるかどうか曖昧な姿勢だ。打高低投の台湾にとってチェン・ウェイン(オリオールズ)と王建民(ロイヤルズ)の存在は欠かせない。
もし、彼らの参加が叶わないなら日本組のチェン・グァンユウ(千葉ロッテ)や郭俊麟、C.C.リー(ともに西武)に頼らなければならない。

プレミア12のときと同じく今年中は投手人選に頭を悩ませそうな代表監督。ひとまず監督が決まるまでゆっくりと待つことにする。

出典元:
http://sports.ettoday.net/news/742890?from=fb_et_baseball

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